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デジタル副教材を低コストで作成できる「デ知タル図鑑」

タカヤコミュニケーションズが提供

デジタルCXプラットフォーム「デ知タル図鑑」

 株式会社タカヤコミュニケーションズは、紙媒体の副教材を低コストでデジタル化できるデジタルCXプラットフォーム「デ知タル図鑑」を開始した。もとのコンテンツのデジタル表示に加え、音声、動画、VR映像などの埋め込みを簡単に作成できる。利用料は月額3,300円から。

 タカヤコミュニケーションズでは現在、GIGAスクール構想で1人1台の端末が整備されたものの、デジタル教科書以外に教職員がオリジナルで作成する教材ではデジタル化が進んでいないことが課題とし、オリジナルプラットフォームの「デ知タル図鑑」を開発した。

 デ知タル図鑑では、拡大縮小、反転、リフロー、音声読み上げ、総ルビといったデジタル教科書にも搭載された機能を基本に、動画の埋め込みをはじめ、本文の音声読み上げ、クイズのポップアップ表示などに対応する。

 利用にあたっては、コンテンツを5冊合計260ページまで作成可能なStandardプランが月額3,300円。10冊1,080ページまでのPremiumプランが月額5,500円。11冊以上作成できるExpertプランは問い合わせとなる。また、動画や音声、アニメGIF、ポップアップなどはオプション機能となり初期設定費用や企画費などがかかる。そのほかに2冊までの無料トライアルも用意される。

 なお、デ知タル図鑑の開始に先駆けて、山口県山陽小野田市の学校教育課と協働、山陽小野田市の歴史や産業などについて紹介した社会科の副読本「はっけん!山陽小野田」の一部をデジタル教材化した。2023年1月10日から2月20日まで山陽小野田市の小学校で実証授業が行われる。