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Libry、”単元に関連する職業”を紹介するデジタル書籍を提供

2022年春に20を超える職業のインタビュー記事で開始予定

株式会社Libryは、中高生向けデジタル教材プラットフォーム「リブリー」において、キャリア教育に関するコンテンツを2022年春より順次提供開始することを発表した。リブリーで「数学」のデジタル教科書・デジタル教材を購入した高校1年生〜3年生を対象に配布する予定(3月22日以降の納品分から対応)。

新コンテンツでは、リブリーを使用している生徒がデジタル教材やデジタル教科書で学んでいるそれぞれの単元に関連する職業を、一冊のデジタル書籍の中で紹介する。

学ぶ内容を実際に仕事で使っている社会人に取材し、記事にする。記事の中では、いま生徒たちが学んでいる内容が社会でどのように役立つのかをわかりやすく紹介する。

将来的には、デジタル教科書やデジタル問題集をめくっている中で、その単元の知識を使って仕事をしている人のインタビュー記事に飛べるようになる予定。これにより、生徒が興味をもった瞬間を逃すことなく、生徒の学習意欲を高めるのが狙いだ。

コンテンツは、日本オペレーションズ・リサーチ学会(OR学会)のアドバイスや協力を受けて制作する。OR学会は、数学的アプローチにより、経済学、経営学、理学、工学、農学、医学、芸術など、文系理系を問わずあらゆる現実問題を解決しようとする学問であるORを扱う学術ソサイエティで、さまざまな分野の専門家から構成されている。

2022年春の時点で、20を超える職業のインタビュー記事の提供を予定している。

キャリア教育を提供する背景としては、株式会社Libryが掲げる「一人ひとりが自分の可能性を最大限発揮する社会をつくる」というビジョンがあると同社では説明している。子どもたちが自分自身の可能性と、その可能性を最大限発揮できる手段(キャリア)を認知するために、キャリア教育はLibryにとっても重要なテーマのひとつだという。そのため、「いま学んでいる内容が社会とどう繋がっているのか」に気づいて学ぶ楽しさを感じることが第一歩になるとLibryでは考えている。

また、「学校から社会・職業への移行が円滑に行われていない」「社会的・職業的自立に向けてさまざまな課題が見られる」といった指摘もある中で、以前より教師から、生徒の「主体的な学び」「学ぶ意欲」を支援してほしい、という声が寄せられていたことも背景としてLibryは挙げている。