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高校生100名参加「イベント甲子園2022」、優勝は市電を1両貸し切る「ご縁電車」

2023年1月以降にアイデアを実現し、イベントを開催

イベント甲子園2022

 株式会社あしたの寺子屋、TSP太陽株式会社、CCCMKホールディングス株式会社の3社は、三菱みらい育成財団助成採択事業として、高校生が自分のワクワクをイベントとしてカタチにする「イベント甲子園2022」を初開催した。優勝と準優勝の2チームの企画は2023年1月以降に、実際に開催することを目指す。

「イベント甲子園2022」は、「想像を妄想で終わらせるな。創造せよ!」を理念に、第三者をひきつけるイベントの企画をエントリーし、最終審査を通過した上位2チームをプロによる伴走サポートと活動支援金を与え、イベント実施を目指すもの。

9月に行なわれたワークショップ
10月16日に行なわれた2次審査

 8月12日に応募を開始し約100名がエントリー、9月17日と18日にワークショップを経たのち企画書類を提出、10月3日に一次選考結果を通知、10月16日にプレゼンテーションと質疑応答による2次審査を行ない、上位2団体が決定した。

優勝チーム Future Time「変えよう!市電で、函館と自分を!未来を!」

 優勝の「Future Time」は北海道・函館の高校生、秋山花緒さん1人のチームで、イベント名は「変えよう!市電で、函館と自分を!未来を!」。

 市電を1両貸し切り「ご縁電車」として1日運行、偶然乗り合わせた人同士で対面コミュニケーションを楽しむもの。スマホ禁止、乗り合わせた人と必ず対話するといったルールや、「つり革おみくじ」といった企画も用意し、交流を促進する。

準優勝チーム 中学5年生「きみの行動で世界を変えろ!SDGs RPG!」

 準優勝のチームは「中学5年生」で札幌市の中高一貫教育校に在籍する3人。イベント名は「きみの行動で世界を変えろ!SDGs RPG!」。

 小学生対象でSDGsを学ぶリアルなRPGを開催するもので「楽しみながら自分事化」が目標。リアルなRPGの会場では、1階で人間の視点で世界を見て、2階では鳥の視点で見る。3階では1階と2階の気づきで考えを深めるという工程でSDGsを学び、小学生にとって新たな発見や学び、探究心の芽生えに繋がる仕掛けを用意する。

 どちらのイベントも2023年1月以降に実施予定とし、運営の3社でサポート体制を整え、高校生とともに準備を進めていく。イベント準備が整い次第、情報を発信するという。