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DeNA、熊本県多良木町でのIT人材育成支援の対象を中学校まで拡大

株式会社ディー・エヌ・エー(以下DeNA)は、熊本県多良木町と「IT人材育成事業に関する協定」を2021年8月に締結している。

新たに2022年7月から、昨年までの小学校に加えて、中学校も対象とすることを発表した。多良木町の小中学校全校の生徒および教員に向けて、IT人材育成のための支援を実施する。

2022年7月から、2021年度の実践内容をもとに、小学校全校でのプログラミング教育とキャリア教育支援などの授業支援を行なう。加えて中学校でも、技術科での授業支援およびキャリア教育の支援を行なう予定だ。

DeNAでは2021年8月の当初より、多良木町の小学校教員を対象としてプログラミング研修を実施。これを皮切りに、モデル校である小学校1校において、小学1年生から6年生までのすべての学年に対してプログラミングの授業を行なった。

また、同校の5年生と6年生に対しては、キャリア教育の一環として、DeNAのエンジニアやプロデューサーが参加したオンライン授業など、IT関連の職種に対して理解を深める機会を提供。IT技術の日常での活用シーンを理解する授業や、インターネットへの理解を深める啓発授業も行なった。

ほかにも、2022年3月には「たらぎクリエイティブキャンプ」と題したワークショップを2日間開催。ゲーム作りやドローンの操縦体験、ビジュアルシンキング体験などが行なわれ、町内から参加した小学生20名が参加した。また、社会人を対象とした、ビジュアルシンキング体験も開催した。

こうした取り組みを踏まえて、2022年7月からのIT人材育成支援は中学校まで拡大し、さらに多くの児童生徒に学ぶ機会を提供していく。