ニュース

川崎市、小学生の「朝の居場所」を5区に拡大 9月14日から中原区と麻生区で開始

川崎市が、9月14日(月)から中原区(市立下小田中小学校)と麻生区(市立百合丘小学校)で「朝の居場所づくり」モデル事業を開始(出典:川崎市、以下同じく)

川崎市は、2026年9月14日(月)から、中原区の市立下小田中小学校と麻生区の市立百合丘小学校で、両校に在籍する全児童を対象に、始業前の時間に児童を受け入れる「朝の居場所づくり」モデル事業を開始する。7月に開始した先行3区(幸区・高津区・宮前区)に続く取り組みだ。

朝の居場所づくりは、朝の時間に子供だけで過ごすことに不安を感じる家庭のニーズなどに対応し、保護者の安心と児童の安全を守ることが目的。地域の人材を活用し、小学校の始業前から児童を受け入れる事業で、2026年度においては各区1校でのモデル実施を予定している。

中原区の市立下小田中小学校(中原区下小田中3-35-1)では、1階の特別活動室を使い、下小田中小学校「朝の居場所づくり」実行委員会が運営。同校PTAのOB有志のほか、町内会や老人クラブの会員、卒業生の大学生などが児童を見守る。

麻生区の市立百合丘小学校(麻生区百合丘2-1-2)では、2階の図書室を活動場所とし、NPO法人麻生区ソーシャルデザインセンターが運営する。同法人は麻生区で多世代の交流や地域の居場所づくりに取り組んでおり、百合丘小学校の朝の居場所には、同校を卒業した大学生も多数参加する予定だ。

開設時間は、学校課業日の7時30分頃から8時15分頃までで、土曜日・日曜日・祝日・夏季休業などの長期休業期間は開設しない。利用する児童は利用カードを持参し、読書や勉強、スタッフとの会話などをして過ごす。事前登録は不要で、利用料は無料となっている。

川崎市は、7月にモデル事業を開始した幸区(新小倉小学校)、高津区(久本小学校)、宮前区(犬蔵小学校)での7月6日から7月17日の実施状況について、利用児童数やアンケート調査を公開した。

利用児童数

日別利用児童数
学年別平均利用児童数(7月6日~7月17日の平均値)

利用児童シールアンケート調査結果

「朝の居場所」の利用児童に、朝の居場所に来る理由・よいところなどを聞くシールアンケートを実施(※割合は小数第2位を四捨五入)
朝の居場所に来ている理由は?(総回答数に対する割合)
朝の居場所のよいところは?(総回答数に対する割合)
朝の居場所にこれからも来たいか?(総回答数に対する割合)

保護者アンケート調査結果

「朝の居場所」の利用児童の保護者を対象とした、アンケートの実施結果は以下の通り(回答数42件/割合は小数第2位を四捨五入)。

川崎市は今後、モデル実施校の取り組み状況を検証しながら、2026年10月頃をめどに川崎区と多摩区でもモデル事業を開始する予定だ。さらに、市内全115校の市立小学校への設置に向け、順次設置校を拡大するとしている。