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千葉県が全県立学校160校にnote proを導入、noteとの連携で学校の情報発信を強化

note株式会社は、千葉県教育委員会と連携協定を締結したと発表した。これに伴い、全県立中学校・高等学校・特別支援学校の計160校と県教委に法人向け高機能プラン「note pro」を無償提供する。都道府県単位での一斉導入は全国で7例目。

さらに、学校のホームページとnoteの連携を推進し、各学校がnoteに投稿した記事が学校ホームページにも自動で一覧表示されるようにする。noteと学校ホームページの連携を県全体で整えるのは、今回が初めての取り組みとなる。

(左)千葉県教育委員会 教育長 杉野可愛氏、(右)note株式会社 代表取締役CEO 加藤貞顕氏

千葉県では、令和4年に策定した県立高校改革推進プランで「戦略的な広報」を県立高校における重点事項に位置付けている。また、特別支援学校については、令和4年に策定した第3次千葉県特別支援教育推進基本計画で広報啓発活動の充実を掲げている。

一方で、多くの学校現場では、ホームページの運用に特定の教員が中心となって対応するケースが少なくない。その結果、人事異動の際にはノウハウの引き継ぎが課題となり、更新がスムーズに進みにくい状況も生じているという。

今回の協定では、こうした県の方針と現場の課題を踏まえ、note proの導入と学校ホームページとの連携によって、情報発信の体制を県全体で整える。保護者は学校ホームページを開くだけでnoteに投稿された最新の活動を知ることができ、進学先を考えている小中学生も各校の日常をイメージしやすくなる。

具体的な取り組みは以下の通り。

1. 全県立学校160校と県教委に、法人向け高機能プランnote proを無償提供
千葉県の全県立中学校・高等学校・特別支援学校の計160校と県教委に対し、noteが月額8万円(税抜)で提供している法人向け高機能プランnote proを無償提供する。各学校は、日々の教育活動や生徒の活躍、学校ならではの取り組みなどを発信し、小中学生やその保護者、地域住民に学校の魅力を届けることができる。

noteの投稿機能は誰でも直感的に操作できるよう設計されており、ブログ投稿と同じように文章と画像を用意するだけで記事を作成できる。年度替わりの引き継ぎもスムーズで、特定の教員に業務が集中することを防ぐ。また広告が表示されないため、学校のページに意図しない内容が表示される心配がない。

さらに、noteに投稿した記事は検索エンジンにも表示されやすいため、学校ホームページだけでは届きにくい層にも情報が届きやすくなる。

2. 学校ホームページとnoteの連携を推進
学校案内やスクールポリシーといった基本情報を掲載する学校ホームページと、日々の活動を発信するnoteを連携し、どちらからでも学校の情報にアクセスしやすい仕組みを整える。各学校のホームページで、順次対応していく予定だ。

具体的には、以下のような連携を推進する。

  • 学校ホームページに、公式noteへのリンクバナーや学校紹介動画を掲載
  • 学校ホームページに、noteの最新記事の見出し(5〜10件程度)を自動で一覧表示
  • 特に伝えたいnoteの記事を、サムネイル付きで学校ホームページに個別掲載

保護者は学校ホームページを開くだけで学校の最新の取り組みを知ることができ、進学先を検討する小中学生も各校の雰囲気をつかみやすくなる。

学校ホームページとnoteの連携

3. 県教委の特設メディアをnote上に構築
県教委がnote上に特設メディアを構築し、県内160校が発信するnoteの記事を一覧で閲覧できるようにする。特色ある学びや学校行事、探究学習の取り組みなどを横断的に見ることができるため、進学先を検討する小中学生やその保護者が県内の学校を比較する際にも役立つ。

千葉県教育委員会公式note

4. note社による導入サポート
noteで公共・教育分野を担当するディレクターが、県教委や教職員を対象に、noteの基本的な使い方や記事作成のコツなどをレクチャーする研修会を実施する。

今回の協定について、千葉県教育委員会 教育政策課長 鈴木孝明氏は、「noteというツールを加えることで、県立学校の『姿』を効果的に伝えることにより、情報発信の取り組みがさらに進むことを期待している」とコメント。「県立学校の魅力や特徴的な取り組みが横断的に掲載されることで、生徒だけでなく、保護者や地域社会における県立学校への親近感や信頼感の醸成につながる」と期待を寄せている。