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こども家庭庁、札幌の高校生に「心のSOS対応」を考えるワークショップを実施
2026年2月19日 17:00
こども家庭庁は、北海道札幌市の高校3校で、心のSOSに関するワークショップを実施したと2026年2月18日に発表した。札幌市内の高校生を対象に、悩みを抱える友人への対応や自分自身の対処法を学ぶ取り組みで、道内では初の試みとなる。
同ワークショップは、「令和7年度こどもの自殺対策の効果的な推進に係る業務一式」(受託者:みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)の一環として行われた。高校生が深刻な悩みに直面した際の対応や、悩みを抱える友人に気付いた場合の関わり方について理解を深めることを目的としている。
講師はNPO法人Light Ring.代表理事の石井綾華氏と、認定NPO法人第3の家族の理事長である奥村春香氏が務めている。生徒たちは、両団体が共同で企画したカードゲームを活用し、グループワークに取り組んだ。ゲームでは、悩みを相談する役、相談を受ける役、その様子をサポートする役に分かれる。悩み役は、学業不振や部活動の不調といった内容が書かれたカードと、夜に眠れないなどの状態が書かれたカードを1枚ずつ選び、サポーター役に相談する。
その後、サポーター役と悩み役は、お互いにしてあげたいことを「遊びに誘う」「話を聞く」などの12種類の対応策が書かれたカードから選び、理由を伝え合う。生徒らは、グループ内での意見交換を通じて、友人が直面している悩みや気持ちを想像し、寄り添うことや対話を行うことの重要性について学んだ。
また、会場では「味方になってくれる大人リスト」が配布されている。学校の先生や地域の相談窓口などを紹介し、相談が難しい場合を想定したセルフケアの方法も盛り込んだ内容である。奥村氏は、「相談方法に正解はなく、匿名の窓口を含めて知っておくことが安心につながる」と説明。石井氏は、「必要に応じて大人や専門機関につなぐことも大切なサポートである」と生徒たちに伝えている。
ワークショップに参加した生徒からは、「相談することに前向きな気持ちになった」「全部が全部、自分たちで解決すべきというわけではなく、第三者に相談することも大切ということがわかった」などの感想が寄せられた。
こども家庭庁によると、2025年における小中高生の自殺者数は暫定値で532人と過去最多となっている。札幌市は、19歳以下の自殺死亡者数・自殺死亡率が政令指定都市の中でも比較的高い水準にある。こうした背景を踏まえ、地域の課題とこれまでの自殺予防教育の実績を考慮し、札幌市での実施を決めたとしている。



























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