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聖学院中高、PCルームを新たな学びの空間にアップデート

聖学院中学校・高等学校のPCルームが、スポットライトの当たるステージスペースや一人で作業を行えるスペースにリニューアル

株式会社JMCは、聖学院中学校・高等学校(東京都北区)のPCルームを授業での利用のほか、プロジェクト活動などの課外活動における放課後の利用を可能とする学習空間にリニューアルしたことを2025年1月23日に発表した。

同社は、従来のコンピューター教室や空き教室を再定義し、「新たな部屋」という学びの空間デザインを提案している。聖学院中学校・高等学校は、令和6年度高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)の採択校であり、デジタル環境を整備する一環としてリニューアルを実施した。

経緯として、DXハイスクールの業務運営を担当する同校の教員が、ほかの学校の教員にPCルームのリニューアルを相談。紹介された会社の1つが同社であったという。同社取締役の小川浩次氏は、同校の卒業生であり「私の母校だよ」と社員に連絡。社員たちも驚き「全身全霊で取り組もう!」と盛り上がったという。

今回のリニューアルでは、「MOUNTAIN TOP(山の頂)」「CAVE(洞窟)」「WATERING HOLE(水飲み場)」という3つの役割を持つ学習環境を構築した。これは、同社がこれからの学習環境のあるべき姿として掲げる「学習環境の5つの場」に基づいている。

JMCが学習環境のあるべき姿として掲げる「学習環境の5つの場」

「MOUNTAIN TOP」には、スポットライトとカーペットを設置し、フラットな発表スペースを確保。床には着座姿勢が取りやすい「Yogibo(ヨギボー)」を導入し、リラックスした雰囲気で活発な意見交換ができる環境を目指している。

発表スペース「MOUNTAIN TOP」

「CAVE」は、窓際にカウンターコーナーを設置し、一人ひとりが集中して学習に取り組める空間を構築した。

集中スペース「CAVE」

「WATERING HOLE」は、グループワークに適したスペース。可動や組み合わせが容易なデスクとチェアを設置している。

グループワークに適した「WATERING HOLE」

内装は、株式会社ガイアエデュケーションの協力により、黒と赤を基調とした内装デザインを採用。特別感とクールさを演出した空間で、生徒の学習意欲を高める効果を目指しているという。