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ルビ財団、Webサイトにふりがなを追加する「ルビフルボタン」を正式リリース

一般財団法人ルビ財団がWebサイト上の漢字に自動でふりがな(ルビ)を付与する「ルビフルボタン」を正式リリース

一般財団法人ルビ財団は、Webサイト上の漢字に自動でふりがな(ルビ)を付与する「ルビフルボタン」を2024年12月12日にリリースした。同ツールは、子供や外国人、高齢者など漢字の読みが困難な人々のアクセシビリティ向上を目的とし、無償で提供される。

ルビフルボタンは、WebサイトのHTMLにコードを1行追加するだけで設置が可能。ルビフルボタンが設置されたWebサイトで閲覧者がボタンをクリックすると、ふりがなを表示する機能をオンとオフに切り替えできる。なお、複数の読み方がある漢字や人名・地名などについては、ルビの振り間違いが発生する場合もある。

ルビフルボタンの利用イメージ(出典:一般財団法人ルビ財団)

同サービスは、2024年3月にβ版としてリリースされ、ニッセイアセットマネジメント株式会社や集英社運営のファッションメディア「MORE」のやさしい日本語ページ、京都の福田美術館などのWebサイトに導入されている。正式版では、利用者のフィードバックを反映し、さらなる機能改善を施した。

ニッセイアセットのサステナビリティ
やさしい日本語 MORE JAPAN
福田美術館

同財団は設立以来、出版物やデジタルコンテンツにおけるふりがなの普及・活用を推進しており、ルビフルボタンの正式リリースに合わせ、導入事例や利用ガイドを掲載した特設ページを公開している。