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ライオン、虫歯が増えやすい中高生用の授業教材を無償提供

ライオン株式会社が、中高生向けのオーラルケア教材を学校関係者に無償で提供を開始

ライオン株式会社は、中学生と高校生用教材「10代からはじめよう!お口の健康習慣 人生100年時代のオーラルケア」を学校関係者向けに無償提供すると発表した。

提供する教材は、オーラルケアの必要性や実践方法をまとめた冊子と教員向け資料集、学習指導案、歯みがきカレンダーがセットとなっており、授業で活用できる。

教材内容

文部科学省の「令和4年度 学校保健統計調査」によると、「虫歯(う歯)を有する者の割合」は、9歳から12歳で減少する一方、13歳以上になると増加し、17歳では43%に達している。同社は、子供たちが忙しい学業や部活動の中でもオーラルケア習慣を継続できるようにするため、同教材を開発した。

同社は、一般社団法人Think the Earthが運営する「SDGs for School」プロジェクトとの共同で教材を制作し、テスト授業で生徒や教員のフィードバックをもとに改良を加えた。東京都足立区立扇中学校と大阪府立泉陽高等学校でのテスト授業では、「歯みがきをする理由がわかり、日々のケアが大切だと思った」「学校がある日は特に何もケアをしていなかったが、学校でもできるオーラルケアを見つけられた」といった声が生徒から寄せられている。

足立区立扇中学校でのテスト授業の様子

テスト授業のアンケート結果と生徒の声は、以下の通り。

足立区立扇中学校での主な回答 2024年6月実施 56名
大阪府立泉陽高等学校での主な回答 2024年5月実施 39名

教材は、「人生100年時代のオーラルケア」資料ダウンロードページで必要事項を入力後にダウンロードできる。