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教職員の7割が校務システム改善に関心あり、システックITソリューション調査

中高の教員1,000名に調査を実施

システックITソリューション株式会社は、校務システムに関する現状認識と課題に関する調査結果を2024年5月2日に発表した。この調査は、中学校と高等学校の教職員1,000名を対象に実施され、校務システムの問題点や改善希望についての意識を明らかにすることを目的としている。

調査結果によると、現在利用している校務システムに何らかの問題や課題点を感じている教職員は55.6%に上った。課題として、利用の難しさが主な理由となっている。具体的には、使いにくさや学校の実情に合わない点、出欠入力の煩雑さ、指導要録入力画面での印刷プレビューの不具合などが挙げられた。また、フォームの変更に費用がかかるといったケースも報告されている。

現状使っている校務システムに何らかの問題点・課題点を感じているか?

一方で、良い校務システムがあれば乗り換えを検討したいと回答した教職員は52.1%、現状維持が14.2%という結果となり、約半数の教職員が現在の校務システムに対して不満を持ちつつも、改善への期待を抱いていることが伺える。

お勤め先の学校にとって良い校務システムがあれば乗り換え検討したいと思いますか?

特に、すぐに接続ができることや部活動の出退勤機能、教室予約機能、クラウド化、特別支援教育システムについて校務システムの機能拡充を希望する回答があった。

「勤務先の学校の仕様に合った校務システムを利用したいか」という問いに関しては、「はい」が32%、「どちらかといえばはい」が37.8%で、69.8%がカスタマイズ可能な校務システムの利用に前向きの結果となっている。

仮にお勤め先の学校の仕様に合わせたオーダーメイドの校務システムがあれば使ってみたいと思いますか?

理想の校務システムに関する自由回答では、同僚や上司と簡単に情報を共有したり、生徒や保護者と円滑なコミュニケーションがしたりできるほか、ある程度自分たちでカスタマイズできるものにニーズがあることが明らかになった。

今回調査を実施した同社は、高等学校向け教務・校務支援システム「Major School System」を提供している。「Major School System」は、フルカスタマイズ可能な校務支援システムパッケージとして、導入を検討している学校の約89%から肯定的な評価を受けているという。