エプソン、子供の運動能力向上支援サービス「RevUp Physical Trainer」の提供開始

RevUp Physical Trainerの利用による把握・改善・成長のサイクル

セイコーエプソン株式会社は、子供たちの運動能力向上を目的とした新サービス「RevUp Physical Trainer（レブアップ・フィジカル・トレーナー）」の提供を4月から開始した。

サービスの提供先は、小中学生を対象としたスポーツスクールの運営団体向けとなっており、エプソン独自のモーションセンシング技術を活用。正しい体の動かし方を習得させることにより、子供たちの成長を支援する。

同社によると、スポーツのレベルやパフォーマンスを向上させるには、9歳から12歳の「ゴールデンエイジ」と呼ばれる時期に正しい体の動かし方を習得することが重要という。

「RevUp Physical Trainer」では、「M-Tracerテクノロジー」という技術が搭載された小型のセンシング端末を子供たちに装着させ、ダッシュやジャンプ、方向転換といった運動のデータを収集。体の詳細な動きを解析することで、個々の子供に合わせた正しい動き方をはじめ、フィジカルを向上させるためのアドバイスがレポートとして提供される。

アドバイスレポートのイメージ

「一人ずつの計測」を必要とする従来の運動計測方法と異なり、複数の子供たちのデータを同時に計測できるため、大人数のスポーツスクールでも効率良く解析ができるという。今後アップデートされる予定だが、スプリントや垂直跳び、反復横跳びなどの計測が可能だ。

計測項目

なお、2024年4月より松本山雅スポーツクラブのサッカースクール、5月からは東京サントリーサンゴリアスのラグビーアカデミーで利用が開始される予定である。