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奈良県宇陀市、テックアカデミーとデジタル教育推進における連携協定

ChatGPTを使ったクイズ作りや絵本のデッサン作成など体験会実施

キラメックス株式会社代表取締役社長 樋口隆広氏と宇陀市長 金剛一智氏

 オンラインプログラミングスクール「テックアカデミー」を運営するキラメックス株式会社は、奈良県宇陀市とデジタル教育推進における連携協定を締結した。デジタル教育の観点から地域の活性化に資することを目的としており、12月16日と17日には小中学生向けにChatGPTを使った生成AIの体験会を開催した。

 宇陀市は、最先端テクノロジーに小さい頃から直接触れることで、これからの宇陀市を牽引するIT人材の育成に繋げたいとの思いから先端デジタルプロジェクトを立ち上げている。

 今回、連携協定を締結、キラメックと宇陀市が「デジタルの力を活用し、宇陀市の子ども達の可能性を伸ばし、自己実現を増やすための機会を作りたい」ということから、小中学生を対象に生成AIの体験会を実施した。

生成AI体験会の様子

 12月16日と17日に開催された生成AI体験会は2日間で延べ40名以上が参加、テックアカデミーの「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」の講師を務める現役エンジニアが生成AIの基礎や使い方について説明し、生成AIのChatGPTやMidjourneyを使い、オリジナルの動画制作などに挑戦した。

オリジナル動画のイメージ

 小中高校向けの生成AI利用については文部科学省がガイドラインが出ているが、今回、参加の保護者からは、体験会においてChatGPTの注意点が説明されたことを評価する声もあったという。

 また、生成AI体験会は一般社団法人公民連携推進機構の協力のもとで行われ、宇陀市の地域活性化を目的とした公民連携事業に位置付けられている。今後も、キラメックと宇陀市は相互に連携・協力を行い、市内のデジタル教育の振興・地域の活性化に向けて取り組みを進めていくとしている。