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PIXTA、専門学校に機械学習用の画像データを無償提供

YIC情報ビジネス専門学校の「AI / IoT」授業、AI開発人材育成に貢献

PIXTAがYIC情報ビジネス専門学校に、機会学習用の画像・動画データを無償提供

写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA」を運営するピクスタ株式会社は、学校法人YIC学院 YIC情報ビジネス専門学校 情報工学科3年生の「AI/IoT」授業で、機械学習用の画像データを2023年10月より無償提供することを発表した。提供するのは、人物認証・顔認証等のAI開発に最適な機械学習用素材データで、10代から20代の男女各約100点、計約400点。

YIC情報ビジネス専門学校では、2022年よりAIモデル開発の授業を行っており、昨年は「顔認証での個人認識による入退室システム」「犬の鼻紋による個体識別」の開発に取り組んだ。しかし、機械学習に必要十分な画像データの収集に苦戦し、学習精度が上がらず、結果的に実装が間に合わないという課題が発生した。

AI開発人材を育成する教育現場において、画像データの調達は必須だが、専門機関のように高額な費用をかけられないという課題を受け、「機械学習用画像・動画データ提供サービス」を展開するPIXTAは、AI開発人材育成に貢献するべく、同校への機械学習用画像データの無償提供を開始した。

情報工学科3年生「AI/IoT」の授業で、画像データを提供

「機械学習用データ提供サービス」は、8500万点以上の商用利用できる画像・動画・音声データを機械学習の用途・要件に合わせて提供するもの。オープンデータだけでは入手しづらい日本人人物画像の豊富さと、機械学習専任チームによる検索代行、アノテーションまで一気通貫してデータ収集が可能で、2018年以降、画像認識・物体検知の精度向上を目的としたAI開発に注力する製造業界大手企業等から支持を得ている。

同社は今後も、様々な教育機関との連携を通して、AI開発人材の育成に貢献しつつ、良質な機械学習用データとアノテーション付与サービスを提供していく。