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TENTO、テーブル方式のオンライン授業ツール「noiz」を開発

子ども同士が横のつながりを感じられる

子ども向けプログラミングスクールを手がける株式会社TENTOは、オンライン授業ツール「noiz」を開発したことを発表した。オンライン授業で友達と一緒に学べず孤立感を感じてしまうという課題を解消するために開発したという。すでに、自社のプログラミングスクールでの使用を開始している。

・オンライン授業の課題
2020年7月に実施された京都ノートルダム女子大学の「オンライン授業によるアンケート」では、オンライン授業は参加者同士が繋がりを感じにくく子どもが孤立していってしまうという課題が指摘されている。

Zoomなど従来のWeb会議ツールでは、ブレイクアウトルーム(小部屋)に入ってしまうとほかの小部屋では何が行なわれているのかがわからず、ほかの小部屋への移動も容易ではないため、限られた人数としかコミュニケーションをとれなかった。

noizはこれらを解消して、もっと参加者同士が簡単にコミュニケーションを取ることができ、「横のつながり」を感じられるようなオンライン授業ツールとして開発された。

・noizの特徴
noizはテーブルという概念が特徴となっている。noizにログインするといくつものテーブルがあり、それぞれのテーブルで授業を実施する。

授業の内容は他のテーブルにいてもわずかに聞こえる。まるで実際の教室にいるかのような賑やかさを感じられる取ることで、孤独感を感じにくくしている。集中したいときには他のテーブルの音量を下げるなど各自調整可能にもなっている。

また、ほかのテーブルで共有している画面がテーブルのサムネイルとして表示される。これも孤独感を感じにくい要因となるほか、ほかのテーブルの内容に興味をもてば、1クリックでテーブルを移動することができ、参加者同士のコミュニケーションも活発となる。

noizは特許出願中で、今後さまざまな教育現場へと展開する予定だという。