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Apple、校務用Mac導入ガイドで3つの導入シナリオを紹介

Appleが、Macを校務用端末として導入する理由や導入シナリオをまとめた「校務用Mac導入ガイド」を公開(出典:「校務用Mac導入ガイド」より、以下同じく)

Appleは「GIGAスクール構想をAppleと」のWebページで、Macを校務用端末として導入する理由や導入シナリオをまとめた「校務用Mac導入ガイド」を公開した。

導入ガイドでは、MacBook NeoとMacBook Airを校務用端末として導入する理由のほか、iPadとの連係、教育機関の現状と計画に応じた導入例を3つのシナリオに分けて紹介している。

校務用デバイスにMacを選ぶ理由では、機動力と継続性、macOSの操作性、導入と管理のしやすさ、既存システムとの互換性、セキュリティとプライバシー、総所有コスト、教職員のモチベーションの7点を挙げた。

macOSで利用できる主な機能

MDM(Apple School Manager)と端末管理サービスを組み合わせれば、端末の個別設定する作業を減らす導入が可能と説明。Microsoft 365(A3/A5ライセンス)に含まれるIntune for EducationもmacOSデバイスに対応しているため、すでに同環境を利用している場合でもスムーズに導入が可能で、Mac用アプリやWebブラウザからMicrosoft OfficeやGoogle Workspaceを利用できるとしている。

学習用端末としてiPadを導入している学校では、Macとの連係もポイントとなる。導入ガイドでは、AirDropによるファイル共有やiCloudを使ったデータ共有、ユニバーサルクリップボード、iPadを2台目のディスプレイとして利用するSidecarなどを紹介。データ共有に関する機能は、組織のセキュリティ方針に合わせて端末管理サービスから制御が可能だという。

導入方法や構成は、シナリオA~Cの例で紹介。シナリオAは、校務支援システムをクラウド化している環境で、Mac1台で校務と授業準備を行う構成である。

シナリオBは、日常業務ではMacを使い、既存のシステムを必要とする業務だけ共用Windowsパソコンを利用する。シナリオCは、Mac上の仮想Windows環境などを使い、Windows専用アプリケーションを校務で必要なときだけ利用する構成となる。いずれも、既存システムを一度に入れ替えず、現在の環境に合わせて段階的に移行できる考え方を示している。

シナリオA|フルクラウド・ゼロトラスト環境
シナリオB|共用Windows利用環境
シナリオC|ハイブリッド環境
シナリオ比較

また、次世代校務DXのキーワードとして、「ロケーションフリー」「デバイスの一台化」「データの安全な利活用」を提示。校務と授業準備のためのデバイスを1台にまとめることで、業務をシームレスに行えるメリットなどを紹介している。

導入事例として、岐阜市教育委員会の取り組みを掲載した。岐阜市は2025年9月に、教職員用端末をMacBook Airへ刷新。校務用に1,849台のMacBook Airを配布した。児童生徒には約28,000台のiPadを整備しており、MacBook Airの選定理由にiPadとの連係や操作性、持ち運びやすさ、トータルコストなどを挙げている。

岐阜市教育委員会の導入概要

教員28名に実施したアンケートでは、「SSOや指紋認証でデータの取り扱いに安心感がある」が93%となっている。次いで「Macは1日を通して軽快に使えている」が86%、「MacとiPadの連係で業務が効率化されている」も86%だった。

教員28名に実施したアンケート結果

岐阜市では、Macの授業活用に関する教員研修やApple IntelligenceなどのAI機能活用、全市規模での利用調査などを検討しているという。