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大阪市がメタバースで不登校支援、monoAI technologyが学び・相談・交流の場を構築

大阪市教育委員会が、メタバースを活用した教育支援センターのモデル事業を開始(出典:monoAI technology株式会社)

monoAI technology株式会社は、大阪市教育委員会が実施する「教育支援センター(メタバース)モデル設置事業」を株式会社サクシードとの共同事業体で受託したと発表した。

同事業は、外出が困難で、学校内外の支援や専門的機関などと十分につながれていない不登校児童生徒に対し、メタバース空間上に学びと相談、他者との交流の場を設けるものだ。monoAI technologyは、代表構成員として全体統括・メタバース環境の構築・運営管理を担い、サクシードが学習支援および相談支援にかかる人材配置を担当する。

対象は、大阪市立小学校・中学校・義務教育学校に在籍する不登校の児童生徒のうち、自宅から外出することが難しく、学校内外の支援機関や専門機関などと十分に結び付いていない児童生徒である。参加には本人と保護者の希望が必要。

利用者は、学校から貸与されている学習者用端末や家庭で利用しているパソコンやタブレット端末などから、専用URLを通じてメタバース空間に参加する。開室は、平日の10時から15時までの予定だ。

支援内容は、週3回の学習支援と週1回の相談支援、週1回の交流活動などで構成。学習支援では、学年や区分に応じたオンライン学習を行い、相談支援では専門性を持つ相談員が児童生徒の不安や悩みに対応する。交流活動では、同じメタバース空間に参加する児童生徒同士が関わる機会を設け、社会とのつながりの回復を図る。

さらに、保護者への相談支援を実施するほか、保護者サロンを設置し、児童生徒が在籍する学校との連携も進める。アバターを使って参加できるため、顔や姿を直接見せることへの心理的な負担を抑えながら、学習や相談、他者との交流につながる場を提供するのが特徴だ。

monoAI technologyは、自社のメタバースプラットフォーム「XR CLOUD」を基盤に利用し、1,000人規模の同時接続に対応する技術を活用。自治体と連携したメタバース空間の構築・運営支援実績を生かし、迅速かつ安定した環境構築と運用を進めるという。

サクシードは、同事業における支援人材の確保・配置で中核的な役割を担う。教育業界向けの人材サービスや個別指導塾、家庭教師事業などで構築した人材ネットワークと、オンライン指導の経験を人材配置に生かす。

monoAI technologyとサクシードは今回のモデル事業を通じて、メタバースを活用した不登校支援の効果や運用上の課題を検証し、得られた知見を大阪市教育委員会と共有する方針だ。