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学校がつらくても「通い続けたい」63%、プレマシードが400人に調査

株式会社プレマシードが、2026年8月28日~9月1日に実施した「不登校に至る意識・行動調査」の結果を発表(出典:株式会社プレマシード)

株式会社プレマシードは、学校に行きづらくなった背景を探り、不登校に至る意識や行動などの実態を把握するため、2026年8月28日~9月1日に「不登校に至る意識・行動調査」を実施した。

調査では、中学校・高校の在学中に「学校へ行くことがつらい」「行きたくない」「行こうとしても行けない」と感じる状態がおおむね2週間以上続いた経験がある人を不登校予備軍とし、15~18歳の男女200名(うち不登校予備軍100名)と、19~22歳の男女200名(うち不登校予備軍100名)の計400名を対象としている。

学校へ行くことが最もつらかった時期の通い方を複数回答で聞いたところ、「つらさはあったが、ほぼ通常通り通っていた」との回答が45.0%で最多となった。

「5日以上続けて学校を休んだことがあった」は19.5%、「1つの年度でおよそ30日以上休んだ」は18.5%だった。不登校予備軍の15~18歳の女性では、「5日以上続けて学校を休んだことがあった」の回答が34.0%で、全体より高くなっている。

学校へ行くことが最もつらい時期でも、45.0%が「通常通り通っていた」と回答

学校に行きづらくなった背景を最大5つ選ぶ質問では、「友人関係がうまくいかなかった」が27.5%で最も高く、「不安、気分の落ち込み、無気力などがあった」が26.5%、「集団行動や、人が多い場所にいることが負担だった」が22.5%、「成績・進路プレッシャー」が18.5%と続いた。

複数回答では、「友人関係がうまくいかなかった」が最多

学校に行きづらくなった背景として、最も大きかった理由を1つだけ選ぶ設問では、「友人関係がうまくいかなかった」が12.0%で、複合的な要因の中でも人間関係の影響が大きいことがわかった。

単数回答でも、「友人関係がうまくいかなかった」が最多

学校に行きたくない気持ちが最も強くなりやすかった時期は、「入学・進級した直後」が17.0%で最も多く、「2学期の途中」が10.5%、「1学期の途中」が9.5%となっている。

学校に行きたくない気持ちが最も強くなりやすかった時期は、「入学・進級した直後」

2番目に強くなりやすかった時期では「1学期の途中」が14.5%で最多となり、「夏休み明け」が9.5%、「入学・進級した直後」が8.5%と続いた。

2番目に強くなりやすかった時期は「1学期の途中」が最多

学校に行くことが最もつらかった時期の気持ちについて5段階で聞いたところ、「学校には、できれば通い続けたいと思っていた」が「とても当てはまる」と「やや当てはまる」の合計で63.0%となった。「興味のあることなら学びたいと思っていた」は61.0%で、学校に行くのがつらくても学びへの意欲は保たれていることが判明している。

「とても当てはまる」と「やや当てはまる」の合計で、63.0%が「学校には、できれば通い続けたいと思っていた」と回答

休みながらでも学びを続けたり、再び始めたりしやすくなる条件では、「無理に人間関係をつくらなくてもよいこと」が20.0%で最多だった。次いで、「心身を十分に休める時間」が17.5%、「自宅やオンラインでも学べること」が16.0%、「静かな場所や、一人で過ごせる場所があること」が15.0%で続いた。

休みながらでも学びを続けたり、再び始めたりしやすくなる条件のトップ3は、「無理に人間関係をつくらなくてもよいこと」「心身を十分に休める時間」「自宅やオンラインでも学べること」

一方、気持ちや生活が少し前に進むうえで、助けになったものについては、「心身を十分に休める時間」が22.5%で最も高く、次いで「家族の理解」が19.5%、「静かな場所」が17.5%、「相談できる先生・担当者」と「学校外の安心できる居場所」がそれぞれ14.0%となっている。

気持ちや生活が少し前に進むうえで、助けになったものの最多は「心身を十分に休める時間」

気持ちや生活が少し前に進み始めたと感じた際、最初に起きた変化は、「好きなことや趣味に取り組めるようになった」が16.0%で最も高かった。「進路や将来を考えられるようになった」は12.0%、「家族・友人・先生などと話せるようになった」が11.5%、「学習を再開した」は10.5%だった。

気持ちや生活が少し前に進み始めたと感じた際、最初に起きた変化は、「好きなことや趣味に取り組めるようになった」

15~22歳の400名に学校や学ぶ環境を変えることが前に進むきっかけになり得るかを聞いたところ、「とてもそう思う」が18.8%、「ややそう思う」が44.5%で、合計は63.3%となった。特に、不登校予備軍の女性15〜18歳と男性19〜22歳は70.0%以上を記録している。

63.3%が学校や学ぶ環境を変えることが「前に進むきっかけになり得る」と回答

通信制高校については、「不登校や学校への行きづらさを経験した人が、学びを再開し、生活を立て直す選択肢になり得る」との回答が「とても当てはまる」と「やや当てはまる」の合計で61.3%、「自分の体調や生活に合わせて学びやすい学校だと思う」は60.3%だった。

通信制高校への意見では、「不登校や学校への行きづらさを経験した人が、学びを再開し生活を立て直す選択肢になり得る」「体調や生活に合わせて学びやすい」「自分のペースで学び直しやすい」が上位

プレマシード代表取締役の岩田彰人氏は、「つらい時期でも学びへの意欲自体は失われておらず、まずは『休息』し、『自分のペースで学べる環境』と『無理のない人間関係』が再始動を後押しする」とコメント。再始動のきっかけは、学習ではなく、「好きなこと」に取り組めるかどうかだと指摘している。

<調査概要>
調査手法:ネットリサーチ
対象者条件:【性別】男性、女性 【年齢】15~22歳 【地域】全国
割付:性別×年齢×不登校予備軍該当有無で均等割付
└男女×15~18歳/19~22歳×不登校予備軍/非該当 計8セル 50サンプル均等割付
調査期間:2026年8月28日~9月1日