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スマホ時代の著作権を学ぶ、ビクター社員が青学生に音楽ビジネスを解説

青山学院大学にて社会連携ワークショップ「ビクター社員と音楽ビジネスから著作権を学ぼう」を開催(出典:ビクターエンタテインメント株式会社)

 ビクターエンタテインメント株式会社は、青山学院大学にて社会連携ワークショップ「ビクター社員と音楽ビジネスから著作権を学ぼう」を開催したと発表した。

 ワークショップの講師は、ビクターエンタテインメントの法務・契約を担当するライツプランニング部のスタッフが担当、スマートフォンでの音楽視聴やSNS投稿でのBGM利用など、身近な音楽を題材に著作権や音楽ビジネスの仕組みを解説している。

講師はビクターエンタテインメントのスタッフが担当(出典:ビクターエンタテインメント株式会社)

 ワークショップの前半では、著作物とは何か、著作権がどう発生して保護されるのか、著作権の種類といった基本的なことを紹介し、後半は応用編として権利許諾の事例、著作権のライセンスや譲渡の仕組み、音楽ビジネスの権利構造のほか、YouTube・TikTokなど動画プラットフォームで収益が生まれる仕組みを解説した。

 音楽業界の仕組みを図式として紹介しながら理解をしてもらう内容とし、著作権は守るだけではなく使うことで財産的な価値ができること、それが次の創作につながるということも伝えたという。学生からの質疑応答でも著作権以外に音楽ビジネスに関する質問も寄せられ、高い関心がうかがえたとしている。

 また、別日にはビクターエンタテインメントが運営するレコーディングスタジオ「ビクタースタジオ」の見学会を開催。エンジニアが設備を案内し、学生からは見学後のアンケートで、音楽制作が想像以上の手間をかけていることを実感したなどの感想が寄せられたという。

別日には「ビクタースタジオ」の見学会を開催(出典:ビクターエンタテインメント株式会社)