港区の中学にボルダリングウォールが完成、メダリストの野口啓代氏が記念式典に登場

東京都港区が、港区立高松中学校に完成したボルダリングウォールの記念式典を2025年6月8日に開催

東京都港区は、港区立高松中学校に完成したボルダリングウォールのお披露目を記念し、完成記念式典と体験イベントを実施したことを2025年6月26日に発表した。式典には、東京五輪銅メダリストでプロクライマーの野口啓代氏を招き、区内の小学生と中学生が参加した。

港区は、学校生活の中で楽しみながら体力を向上できるよう、全ての区立小学校と幼稚園にボルダリング設備を設置しているが、中学校への設置は今回が初めて。新設された高松中学校のウォールは高さ4.5mで、区内では最大規模となる。

6月8日のイベント当日は、野口氏によるトークショーとデモンストレーションが行われた。野口氏は自身の経験を交え「ボルダリングは技術も大事だが、瞬間のひらめきや集中力も必要と感じている。ここでクライミングを始めて、世界に飛び立つような子供が誕生することを祈っている」などと語った。

野口啓代氏がトークショーを実施

その後、事前に応募した区内の小中学生がボルダリングウォールに挑戦。子供たちは何度も高難度のコースにチャレンジし、成功した瞬間には会場内から大きな拍手と歓声が上がった。

ボルダリングを体験する区内の小中学生