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京王電鉄、オリジナルの電車運転シミュレータを導入

総合学院テクノスカレッジの学生が開発に参加

幅広い年代に対応した「京王トレインシミュレータ」を導入

京王電鉄株式会社は、一般ユーザー向けのオリジナル電車運転シミュレータ「京王トレインシミュレータ」を導入することを発表した。鉄道好きの子供や幅広い年齢層のユーザーを対象に、リアルな電車運転体験を提供する。

同シミュレータでは、実際の車両を使用して撮影した映像を使用し、運転士と同じ目線で京王線の運転を体験できる。路線は京王線の新宿駅から高尾山口駅までの下り区間で、初心者向けから上級者向けまで、3つのレベルで楽しめる。

実際の車両で撮影した実写風景の映像を使用し、運転士と同じ目線で運転を体験できる

また、同社が採用しているATC装置を再現し、子供や初めての人でも安心して運転できる運転支援システムを導入している。運転士と車掌の声は、元運転士の鉄道タレントである響丈氏とママ鉄タレントの豊岡真澄氏が担当するほか、プレイヤーが自分で信号喚呼できるモードを搭載しているという。

同シミュレータは、eスポーツやプログラミングを体験できるスクール「KEIO eSPORTS LAB. CHOFU」に設置されており、スクールに入会することで運転体験が可能となる。

京王プラザホテル八王子では、同シミュレータを常設した「KEIOトレインルーム」を提供し、宿泊客は滞在中に運転を体験できる。部屋タイプは、デラックスコーナーツインで、8月1日(木)から宿泊可能だ。

京王プラザホテル八王子「KEIOトレインルーム」の様子

今回のプロジェクトでは、総合学院テクノスカレッジで実施した「第一閉塞進行」の授業にシミュレータ制作を取り入れ、共同で開発を行った。開発には、鉄道交通科や音響芸術科、電気電子学科、ゲームクリエーター科の学生が参加し、運転操作の監修や音声編集、機器整備などを担当している。

収録作業の様子

今後も機能追加やソフトのバージョンアップを予定しており、同校との連携を強化する。