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学習用ICTプラットフォーム「Lentrance」、利用学校数が30,000校を突破

学習用ICTプラットフォーム「Lentrance」の利用学校数が30,000校を突破

株式会社Lentranceは、学習用ICTプラットフォーム「Lentrance(レントランス)」が全国の小学校・中学校・高等学校で広く利用されていることを5月7日に発表した。2024年4月の時点で利用学校数は30,000校を突破し、全国約35,000校のうち85%の学校が同社のサービスを利用していることとなる。

「Lentrance」は、アプリ方式、校内・自治体配信方式、クラウド配信方式という3つの方式を提供しており、クラウド配信方式の利用者数が最も多い。利用率の内訳は、小学校で94.4%、中学校で82.9%、高等学校で69.3%となっている。同社によると、児童生徒の進級・進学に伴って、高等学校での利用も増加しているという。

Lentranceクラウド配信方式の校種別利用率

利用増加の背景として、GIGAスクール構想とデジタル教科書の普及促進事業により、デジタル教科書の運用環境が急速に整備されたことが要因となっている。特に、2024年度より、学習者用デジタル教科書の供給が制度化されたことが利用拡大に寄与する結果となった。

「Lentrance」は、教育委員会や学校法人向けの管理サービスも提供しており、アカウントの登録状況や教科書・教材の配信状況などを自動集計する機能を利用できる。同社によれば、教育委員会・学校法人向けサービスについて、2024年5月時点で150以上の自治体から申し込みがあったとしている。