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海技研やJAXA調布航空宇宙センターなど4研究所を4月21日に一般公開、事前登録必要

 海上技術安全研究所(海技研)、電子航法研究所、交通安全環境研究所とJAXA調布航空宇宙センターは4月21日の10時から16時までに一般公開を実施する。入場は無料だが事前登録が必要。記念品がもらえる4研究所をまわるスタンプラリーも行う。

 一般公開は毎年4月の「科学技術週間」の一環として開催。国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の4つの研究所が東京都三鷹市から調布市にかけて隣接しているため、合同で一般公開を実施し、日ごろの研究活動や施設の一部を見てもらう。

 4研究所でそれぞれ展示を行い、海技研では水槽で波をつくる装置を使い、大きな波や水面に絵を描く「波のダンスショー」や、ミニ操船シミュレータ、海のロボット操縦体験、錆びないチタンプレートづくりなどを行う。

水中ロボットの展示
チタンプレートづくり

 電子航法研究所では、航空機の衛星航法を体験するコーナーや管制官の仕事を解説するコーナー、電波を体験するためゲルマニウムラジオの組み立てなどを実施、交通安全環境研究所では、列車運転シミュレータ見学や自動車のエアバック作動実演、衝撃試験の体験、電気自動車のバッテリーの特性を理解するコーナーなどがある。

 JAXA調布航空宇宙センターは会場が2つに分かれるが、ほかの3研究所に隣接する第1会場では複数の風洞実験設備の公開や、月極域探査機(LUPEX)プロジェクトの紹介などを行い、少し離れた調布飛行場近くの第2会場では「2050年、飛行機のか・た・ち」として将来の航空機の概念検討を紹介し、飛行シミュレータの公開、航空機電動化の研究開発についての展示も行う。なお、JAXAの2つの会場間は無料の連絡バスを運行する。

 各会場では、飲食や休憩のための用意され、食堂等の利用も一部可能になり、キッチンカーによる軽食販売も予定している。

 詳細は海技研のWebサイトでパンフレットが公開されているほか、JAXAも調布航空宇宙センターの一般公開の情報をWebサイトで公開している。

 これら4研究所の一般公開に入場するためにはWebページから4研究所共通の事前申込が必要となる。申込期間は2月26日から3月11日の15時までで定員は6000名。定員を超えた場合は抽選となる。

会場

海上技術安全研究所(東京都三鷹市新川6 -38-1)
電子航法研究所(東京都調布市深大寺東町7-42-23)
交通安全環境研究所(東京都調布市深大寺東町7-42-27)
JAXA 調布航空宇宙センター
 第1会場(東京都調布市深大寺東町7-44-1)
 第2会場(東京都三鷹市大沢6-13-1)