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チームラボ、3D人体解剖学アプリ「teamLabBody Pro」に教育機関向けプラン追加

 チームラボ株式会社は、人体のすべての断面図を自由自在に表示できる3D人体解剖学アプリ「teamLabBody Pro(チームラボボディプロ)」について、教育機関や法人ユーザーが利用できる「エデュケーションプラン」を追加した。利用料については利用規模や導入形態によって異なるため、個別に問い合わせとなる。

 これまでteamLabBody Proの利用は個人向けに、年額4900円のスタンダードと年額9800円のプレミアムがあり、機能制限されたフリープランがあった。今回、エデュケーションプランの追加により、教育機関や法人が特別価格で導入できるようになる。

 teamLabBody Proは、体の筋肉、臓器、神経、骨関節など全身を網羅した「3D人体解剖学アプリ」。元大阪大学運動器バイオマテリアル学 整形外科教授の菅本一臣氏の医学監修を受け、複数の被験者のデータをもとに、CTやMRIのデータから人体を忠実に再現し、あらゆる角度から自由自在に俯瞰できる。アプリの利用で、患者への手術説明や、学生の解剖学の勉強といった医療シーンに活用できるとしている。

 学校での導入については東京都渋谷区立原宿外苑中学校での事例を紹介、学校で人体模型を購入する必要があり、高価であったためアプリを導入したという。3年生の理科授業でアプリを使い、生徒たちが器官について調べた内容を深堀りするために活用。教育用ではなくプロ向けツールであるため、自ら深い内容まで学んでいけることも評価している。

 さらに今後、原宿外苑中学校では保健体育の筋肉についての授業や美術のデッサンの授業で骨格を見るために活用を検討中。人体模型よりも価格面で利点があることも評価しているという。