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NEC、「学びの様子見える化サービス」で深夜利用や体調の変化を教員に通知する機能を追加

「お知らせ」に通知

 日本電気株式会社(NEC)はGIGAスクール端末の利用状況を可視化する「学びの様子見える化サービス」において、児童生徒の深夜利用やアンケート機能から体調等の変化の兆しの回答があった場合に教員に通知する機能を追加、5月16日より提供開始する。

「学びの様子見える化サービス」は、端末の利用時間やWebサイトの利用履歴などのデータ収集やアンケート機能によって児童生徒の学びの様子を可視化するサービス。NEC教育クラウド「Open Platform for Education」および「NEC Chromebook」を使用する際に利用が可能。

「学びの様子見える化サービス」サービス強化内容

 児童生徒の端末にインストールされたクライアントソフトから端末操作ログをクラウドに蓄積し集計して可視化し、教員はこのデータを学習指導に活用できる。

 今回の新機能では、教員が設定した「しきい値」と端末利用状況を照らし合わせ、通知を行う機能。たとえば、健康アンケートで3日連続で「悪い」を回答した場合に通知をすることや、アンケートにコメントがあった場合、深夜として設定した時間に利用履歴があった場合に、通知を送ることができる。

アンケートからの通知の設定例
深夜利用の通知
しきい値に合致すると通知を行う

 通知は教員の管理画面にログインにした場合に「おしらせ」として表示する。活用法としては深夜利用のある児童生徒には頑張りすぎないように声かけすることや、児童生徒の気分の変化を察知して迅速に対処することが可能になる。

 今回の機能追加は、多忙な教員が児童生徒の情報を効率よく確認したいという多くの要望にこたえて開発したもの。5月10日から開催の第14回教育総合展「EDIX東京」において、「学びの様子見える化サービス」の展示およびセミナーを実施する。