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ベネッセ、小中学生対象にオンラインによる探究的な学び「みらいキャンパス」を開始

みらいキャンパス

 株式会社ベネッセホールディングスは、2023年3月より小中学生が対象のオンラインライブレッスン「みらいキャンパス」を開始すると発表した。8名程度の少人数かつ対話型で、探究的な学びを実践していく講座となる。

「みらいキャンパス」は約70講座(スタート時)のなかから自分の興味にもとづいた好きな講座を選んで参加する。小中学生にとってリアルなロールモデルとなる社会の各領域で活躍中の講師と出会い、講師やほかの受講者との対話を通して多様な価値観に触れる体験となる。

講座のイメージ

 講座の詳細については、現在のところ一部が公開されているが、3月のスタートに向けてWebサイトで順次公開するとともに、Webサイトでは開講に先駆けて実施する無料オンライン体験会の申込みを受け付けている。また、資料請求や最新情報のメール配信もWebサイトで受け付け、Facebook、Instagramによる公式SNSアカウントの案内も掲示、授業情報は公式SNSでも発進する予定という。

 さらに、1月21日の11時から12時30分まで保護者向けセミナーを開催、矢萩邦彦氏(アルスコンビネーター/知窓学舎塾長/多摩大学大学院客員教授)による特別講演と、みらいキャンパスの総合責任者による説明が行われる。先着100名限定で、Webサイトで申込みを受け付ける。

「みらいキャンパス」を開始する背景としては、保護者、教育者、企業経営者、NPO、ジャーナリストなどの各界識者らとともに今後の子供たちの学びのニーズを検討するオンラインのコンソーシアム「未来会議」を結成、議論しながら共創したもの。

オンラインのコンソーシアム「未来会議」

 子供側の学ぶ意欲の低下傾向が課題になるなかで、興味を持ったことに打ち込む子供ほど「自ら学ぶ」「挑戦したい」という傾向があり、その打ち込む機会として「みらいキャンパス」があるという。2022年夏にテスト開催を行ったが、各講座満席となる反響があり今回の本格スタートに至ったものとなる。

学ぶ意欲がわかない傾向がある
興味を持ったことに打ち込む傾向もある

 講座の構成としては「教科にこだわらず、人を軸に“ロールモデルに出会えるヒューマンライブラリー(人間図書館)”を提示し、そこから自分の興味関心のあるテーマを選ぶ」という、これまでにベネッセが提供してきた講座と異なるものとなる。

 なお、現時点で公開している開講予定の講座はサイエンス、テクノロジー、数・図形、アート・表現、グローバル、生きる力、ペアレンティング、じぶんづくりの8領域。今後、3月に向けて追加で公開していくという。