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ナチュラルスタイル、IchigoJam用IoTボード「MixSoda」と専用IoTサービス「MixServer」をリリース

株式会社ナチュラルスタイルは、IchigoJam用IoTボード「MixSoda(ミックスソーダ)」と、その専用サービス「MixServer(ミックスサーバー)」を2022年9月9日リリースした。

MixSoda+IchigoJamボードセットの価格は20,200円(税込22,220円)。初回ロットは完売しており、次回ロットの販売は今年冬頃を予定している。

セットの内容は次のとおり。

  • MixSoda×1
  • IchigoJam×1
  • アンテナ×1

すでに青森市営バスのバスロケーションシステム車載器として導入されているという。

■MixSodaとは

MixSodaは、IchigoJamに通信機能を追加するIoT専用の拡張ボード。さくらインターネット株式会社が提供する「さくらのセキュアモバイルコネクト」のSIMを搭載しており、LTE対応エリア内であればどこでも通信でききる。データの送受信はIchigoJam BASICのIoTコマンドで簡単に制御でき、Sakura.io対応のIchigoJam互換機「IchigoSoda」で組んだプログラムもそのまま使用できる。また、専用サービスMixServerとの間では独自の省パケット通信を行うため低コストで運用できる。

■MixServerとは

MixServerは、MixSodaが送受信するデータをリアルタイムに中継するサービス。中継先はユーザーが自分で用意したCGIを指定できる。また、トークンを使ったURLにより、MixSodaから送信されたデータを取得できる「データストア機能」も備えており、最大7日前までのデータを取得できる。

月額利用プランは2種類。少ない台数を手軽に運用したい用途には、ナチュラルスタイルが「さくらのセキュアモバイルコネクト」への登録・管理等を代行するプラン「MixServer EASY」がある。また、中規模で運用したい用途には、必要最小限の月額費用でご利用いただけるプラン「MixServer」がある。

■IchigoJamとは

IchigoJamは、子ども部屋にも安心して置けることをコンセプトとして教育用に開発された小型パソコン。株式会社jig.jpが開発し、プログラミングクラブネットワークが販売しており、プリント基盤組立てキットは参考価格1,500円。

テレビとキーボードをつなぐだけのシンプルな構造で、単体ではインターネットへの接続ができない。電源を入れるだけですぐにBASICプログラミングの画面が立ち上がる。また、電子工作部品が接続しやすく省電力で駆動するため、自作デバイスにも利用しやすくなっている。