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デジタルスケッチブック「Springin' Classroom」の学校向け無料プランを拡大

新たにChromebookにも対応

株式会社しくみデザインは、デジタルスケッチブック「Springin' Classroom」の学校向け無料プランの拡大と、Chromebookへの対応を発表した。

これまでSpringin' Classroomの学校向け無料プラン(スタートプラン)は、ライセンス数上限が1,000人で、ワーク(作品)保存数が1つの学校につき50作品までの制限があった。これを新たに、ライセンス数を無制限とし、1つの学校につき500作品まで対応する。

また、これまでアプリの対応がiOSとAndroidのみだったのが、新たにChromebookにも対応した。Chromebook対応により、小・中学校に配備済みのICT端末の約70%をカバーすることが可能になったという。

Springin' Classroomは、プログラミングできるデジタルスケッチブックだ。タブレットなどの端末上で、手書きで絵を描いたり、写真を撮影したり、音を録音編集したり、あるいはページからページの移動を設定したりできる。さらに、描いた絵などに、プログラミングで動きを付けたりもできる。プログラミングは文字を一切使わず、指先でのタップ操作だけのため、低学年からでも使い始められる。

また、Springin' Classroomでは、生徒が作った作品の共有・管理ができるクラウドサーバも用意している。共有された作品は、遊んだりプログラミング構造を見たりでき、人の作品を通して作品作りのコツやテクニックを学べる。また、教室・塾、小学校での作品発表会やコンテストの開催にも活用できる。

これを使って、従来はノートや模造紙などの紙にまとめていた社会のまとめ学習、観察日記、理科実験の結果、図画工作での作品づくりなどを、デジタル作品として自由自在に表現し、教科の学びを深めるのに役立つという。

提供パッケージでは、授業を行なうための教材、指導者と生徒が教材や作品データを共有できるクラウド環境、オンラインによる導入・運用サポートなどがパッケージになっている。

料金プランは、「学校向け料金プラン」と「教室・塾向け料金プラン」に大きく分かれる。学校向け料金プランには、スタートプラン(無料)、200名以下向けのベーシックプラン(年39,600円/年〜)、200名以上向けのパックプラン(264,000円/年)、すべてが無制限のスペシャルプラン(792,000円/年)がある。また、教室・塾向け料金プランには、フリープラン(無料)、端末4台のライトプラン(6,800円/月)、端末5台以上のベーシックプラン(13,500円/月〜)がある。