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AIの仕組みとリスクを小中学生向けに解説、『AIの世界へようこそ』が科学教育出版賞

このコーナーでは、教育や子育て、テクノロジーに関する話題の書籍や、読者の皆さまの学びや情報収集に役立つ書籍を紹介します。
株式会社Gakken発行の小中学生向け書籍『AIの世界へようこそ』が、日本科学教育学会50周年記念特別企画「科学教育出版賞」を受賞(出典:株式会社学研ホールディングス)

株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社Gakkenは、同社が発刊した小中学生向け書籍『AIの世界へようこそ』が、日本科学教育学会50周年記念特別企画の「科学教育出版賞」を受賞したと2026年9月29日に発表した。

科学教育出版賞は、日本科学教育学会の創立50周年を記念して設けられ、科学教育の研究や教育、普及に貢献した著作物を表彰する企画である。『AIの世界へようこそ』は、AIの歴史やリスクを図やイラストでわかりやすく説明している点や、二次元バーコードを使った読者参加の機会提供などが評価された。AIリテラシーの普及につながる内容であることも選定理由に挙げられている。

同書は、公立はこだて未来大学 教授の美馬のゆり氏が執筆し、2024年8月26日に発売された。AIの歴史や仕組み、技術のほか、倫理面の課題や利用時のリスクについて、小学生と中学生に理解しやすいようビジュアルを多く使って紹介している。

紙面には二次元バーコードが掲載されており、「Scratch」を使ってAIの動きを体験できるコンテンツにもアクセスできる。簡単なゲームを通してAIの働きを確かめることで、読むだけでなく実際に試しながら理解できる参加型の構成とした。

紙面の二次元バーコードから、AIの動きを体験できるコンテンツにアクセスが可能

また、「AI時代における幸せとは何か?」や「私たちはどんな未来を目指すべきか?」といったテーマも扱う。美馬のゆり氏は、AIが私たちの生活や社会をどのように変えていくのか、その可能性と課題を知り、「AIを何のために使うのか」「私たちはどのような未来や社会をつくりたいのか」を子供たち自身が考えられることを大切にしたとしている。

AI時代だからこそ考えたいテーマを掲載

同書は図書館向けの商品で、一般の書店では流通が限られている。なお、2026年に台湾で繁体字版が刊行され、米国でも英語版の刊行準備が進んでいるという。

目次

第1章 AIの時代がやってきた
01 AIってどんなもの?
02 AIが「学習」するってどういうこと?
03 AIの時代はもう始まっている!
04 「生成AI」とは?
05 AIで私たちはどう変わる?

第2章 AIの歴史を知ろう
01 AIの始まり
02 第一次AIブーム
03 第二次AIブーム
04 第三次AIブーム
05 体験してみよう! AIの働き
06 AIが投げかける問い

第3章 AIのリスクを知ろう
01 AIはいつも正しいとは限らない
02 AIが有害となる場合とは

第4章 AIとどう生きる?
01 AI時代の幸せとは?
02 どんな未来を創りたいか
03 AIと生きるあなたへ

第5章 さあ、歩きだそう! ~AIと生きる未来を考えるワーク~
ワーク01 公園で安全に遊びたい!
ワーク02 検索が進化したら?
ワーク03 集めたデータを使って、公園のルールをつくろう

書誌情報

書名:AIの世界へようこそ
著者:美馬のゆり
発売日:2024年8月26日
定価:5,280円(本体4,800円+税10%)
判型:AB判
ページ数:104ページ
ISBN:9784055014298
発行:株式会社Gakken

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