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「ほめたいのに欠点が目につく」保護者71.7%、小学生親子696組を調査

「進研ゼミ 小学講座」が、小学3~6年生の親子696組を対象に、家庭でのコミュニケーションに関する調査を実施(出典:株式会社ベネッセコーポレーション、以下同じく)

通信教育講座「進研ゼミ 小学講座」は、小学3~6年生の親子696組を対象に実施した「家庭でのコミュニケーションに関する調査」の結果を2026年9月30日に発表した。今回の調査では、家庭でほめる際の難しさを「目線」「言葉」「時間」の3つに整理し、声かけのアドバイスをまとめている。

①[目線の壁]ほめたいのに、できていない点が先に目につく
保護者に「子供のよいところや成長をできるだけ言葉で伝えたいか」を聞いたところ、97.7%が肯定的に回答した。「結果だけでなく、努力したことも伝えたい」と答えた割合は98.6%となっている。

一方、71.7%は「ほめる前に、できていない点が目につく」、61.4%は「ほめようと思っていても、注意や小言から入ってしまう」と回答した。

保護者の71.7%が「ほめる前に、できていない点が目につく」と回答

子供を注意したり叱ったりした後に、本当は別の言い方をしたかったと思うことが「よくある」「ときどきある」と答えた保護者は合わせて84.5%だった。また、普段の声かけでは、ほめることより注意や指摘のほうが多いと回答した保護者が、「やや多い」と「かなり多い」の合計で54.3%となっている。

普段の声かけでは、「ほめることより注意や指摘のほうが多い」が「やや多い」と「かなり多い」の合計で半数以上に

進研ゼミ 小学講座では、できていないところに目が向いたときこそ、「ここまでできた」「前よりできるようになった」という頑張りや変化を探すことをアドバイスしている。

「目線の壁」に関するアドバイス

②[言葉の壁]ほめたいのに、うまくほめられない
子供をほめる言葉については、68.2%の保護者が「すごいね」「がんばったね」など同じ言葉ばかりになると回答し、54.3%は「自分のほめ方が正しいのか、自信がない」と答えた。

約7割の保護者が「『すごいね』『がんばったね』など、同じ言葉ばかりになる」と回答

一方で、子供への調査では「『ここがよかったね』と、よかったところを言ってほしい」との回答が43.0%で最も多かった。続いて、「『がんばったね』と、できたことだけでなく、がんばっているところもほめてほしい」は42.5%で、「『よくできたね』と、できた結果をほめてほしい」は26.7%となっている。

子供の回答は「『ここがよかった』と具体的にほめてほしい」が最多

また、家の人からほめられたときに「うれしい」と答えた子供は94.5%だった。「自分のことを見てくれていると思う」は82.7%、「またやってみようと思う」は79.5%、「ほめられたことを、もう一度がんばろうと思う」は80.3%となった。

ほめられた子供の94.5%が「うれしい」、約8割が「またやってみよう」と回答

進研ゼミ 小学講座によると、「ほめる」ことは単に子供を喜ばせるだけでなく、「自分を見てもらえている」という感覚や、次の行動への意欲につながっていることがうかがえるという。

「言葉の壁」に関するアドバイス

③[時間の壁]ほめたいのに、タイミングを逃してしまう
タイミングに関する設問では、82.6%の保護者が、「子供が頑張っている場面を直接見られないことがある」と回答。70.1%は「頑張りに気づいても、その場ですぐ声をかけられないことがある」とし、58.3%は「後でほめようとしているうちにタイミングを逃すことがある」と答えた。

子供をほめたいと思っていても起きること

「家庭だけでは見つけきれない子供の努力や変化を、家庭以外の大人が継続して見つけ、ほめてくれることに価値があると思いますか」と聞いたところ、「とても価値があると思う」が72.7%、「まあ価値があると思う」は24.9%で、合わせて97.6%となっている。

さらに、今の時代に必要だと思う子供への接し方として、「結果だけでなく、取り組んだ過程を具体的に伝える」は97%、「前回からの小さな変化や成長を伝える」は97.7%、「頑張ったことに気づいたとき、できるだけタイミングを逃さず伝える」は97.3%が「とても必要だと思う」「まあ必要だと思う」と回答した。

97.6%の保護者が「家庭以外の大人が、努力や変化を見つけてほめること」に価値があると回答

調査では、進研ゼミの「赤ペン先生」が、答案の結果だけでなく、努力の過程や成長、できている点を見つけ、一人ひとりに手書きのコメントを添えていることを説明。その「ほめ方」が今の子供や家庭に役立つと思うかを聞いたところ、90.2%が「役立つと思う」と回答したという。

「時間の壁」に関するアドバイス
■調査概要
調査名称:家庭でのコミュニケーションに関する調査
対象:696組の家庭(小学3~6年生の保護者とその子供)
調査期間:2026年8月20日~8月27日
調査方法:インターネットによるアンケート調査
※割合は小数第2位を四捨五入しているため、各回答の合計が100%にならない場合や、個別の割合を合計した数値と、回答数から算出した合算値が一致しない場合がある。また、複数回答の設問では、合計が100%を超える