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保護者4割が子供に「表現力」を期待、読書好きほど文章を書くのも好きな傾向

進学塾の栄光ゼミナールが、小学1年生から高校3年生の子供を持つ保護者に実施した「小中高生の読書と語彙(ごい)・表現力に関する調査」の結果を発表(出典:株式会社増進会ホールディングス、以下同じく)

株式会社栄光が運営する進学塾・栄光ゼミナールは、栄光の教室に通う小学生から高校生の子供を持つ保護者2,391人を対象に、「小中高生の読書と語彙(ごい)・表現力に関する調査」を実施した。

調査では、小学生保護者の56.4%、中学生保護者の45.6%、高校生保護者の25.3%が、子供は「習慣的に読書をしている」と回答している。

習慣的に読書しているのは小学生56.4%、中学生45.6%、高校生25.3%

子供が「習慣的に読書をしている」と回答した保護者に、どのくらいのペースで読書をしているかを聞いたところ、小学生保護者では「ほぼ毎日」が半数超で最も多く、中学生保護者は「ほぼ毎日」と「週に数回程度」が同程度、高校生保護者は「週に数回程度」が約半数だった。

読書習慣について小学生保護者は「ほぼ毎日」が半数以上

習慣的に読書をしていない理由では、小学生・中学生・高校生の保護者とも、「マンガやテレビ、ゲーム、タブレット端末利用など、ほかのことに興味・関心が高い」の回答が最多だった。中高生の保護者では、「スマートフォンを持つようになり、読書をしなくなった」という回答も目立つ。

習慣的に読書をしていない理由は「ほかのことに興味・関心が高い」「習い事や部活で忙しい」

子供が本を手に取るきっかけを聞いたところ、小中学生の保護者は、「書店や図書館、学校の図書室などで目に留まる」が最も多く、小学生の保護者では63.2%に達している。高校生の保護者では、「読書感想文や学校の課題図書になっている」「好きな作家やシリーズがある」といった回答が多かった。

小中学生が本を手に取るきっかけは「書店や図書館などで目に留まる」が最多

読書による良い影響として保護者が多く挙げたのは、読解力や語彙力の向上で、小学生・中学生・高校生の保護者とも、約6割が選択している。また、「新たな知識を得ることができる」「教養が深まる」といった回答もあった。

習慣的な読書による良い影響は「読解力や語彙力の向上」

保護者に、子供は読書が好きだと思うかを聞いたところ、小学生保護者の72.8%、中学生保護者の61.0%、高校生保護者の55.9%が「子供は読書が好きだと思う」「子供はどちらかといえば読書が好きだと思う」と回答している。

小学生保護者の72.8%が「子供は読書が好きだと思う」「子供はどちらかといえば読書が好きだと思う」と回答

一方で、文章を書くことが好きだと捉えている割合は、小学生保護者が41.3%、中学生保護者は31.7%、高校生保護者が36.0%だった。

小学生保護者の41.3%が「子供は文章を書くのが好きだと思う」「子供はどちらかといえば文章を書くのが好きだと思う」と回答

読書と文章を書くことの関係をみると、「子供は読書が好きだと思う」と回答した保護者の60.4%が「子供は文章を書くのが好きだと思う」「子供はどちらかといえば文章を書くのが好きだと思う」と回答した。

一方、「子供は読書が嫌いだと思う」と回答した保護者のうち「子供は文章を書くのが好きだと思う」「子供はどちらかといえば文章を書くのが好きだと思う」と回答したのは7.8%となっている。この結果から「子供が読書好きであれば、文章を書くことも好き」「子供が読書嫌いであれば、文章を書くことも嫌い」であると保護者が認識している割合が高くなる傾向が明らかとなった。

読書が好きな小中高生は、そうでない層と比べて「文章を書くことが好き」な傾向に

子供の言葉遣いについて今後伸ばしたい点では、「物事の要点を整理して、相手にわかりやすく伝える力を養うこと」の回答が最も多く、小学生保護者・中学生保護者・高校生保護者とも約7割にのぼっている。次いで「自分の心にある感情や考えを、自分の言葉として表現できるようになること」「感情や考えを、バリエーション豊富な言葉(語彙)で表現できるようになること」の回答が続く。

子供の言葉遣いで伸ばしたい点は、「物事の要点を整理して、相手にわかりやすく伝える力を養うこと」が最多

読解力・思考力・傾聴力・表現力・語彙力の5項目から今後特に身に付けてほしい力を1つ選ぶ設問では、小学生保護者・中学生保護者・高校生保護者いずれも「自分の考えをわかりやすく伝える力(表現力)」が最も高く、約4割となった。次いで、「文章や情報を正確に読み解く力(読解力)」と「論理的に物事を考える力(思考力)」が高い傾向が見られた。

子供に今後特に身に付けてほしい力は「表現力」が1位

自由記述では、読書を好きになる方法や習慣化するための工夫、おすすめの方法について、以下のような意見が寄せられている。

  • 気に入った本の傾向をAIに伝え、おすすめの本をそろえるようにする(小学3年生保護者)
  • 幼少期だが、テレビを見る際に字幕を付けていた。漢字を覚えたり活字に慣れたことが読書につながっている気がする(小学4年生保護者)
  • 子供が小さい頃は、興味ありそうな本を親が毎週図書館でたくさん借りてきて目に付くところに置いていた。子供が自主的に本を手に取ることを大事にしたかったので、「こんな本を借りてきたよ」と言っても「読みなさい」とは言わないように気を付けていた(高校1年生保護者)
  • 読書が習慣化していた幼少期~小6まで、興味を持った本について自分も読んでおき、感想を言い合う時間を作っていた。会話の中で、要約やテーマ、印象に残ったシーンについて、自分と置き換えたらどう行動するかを言語化するように心がけていた(高校2年生保護者)
■調査概要
調査対象:栄光の教室に通う小学1年生~高校3年生の子供を持つ保護者
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年5月9日~5月19日
回答者数:2,391人(小学生保護者1,152人、中学生保護者792人、高校生保護者447人)