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名古屋の「ナナちゃん」人形が7歳に変身、トヨタ・モビリティ基金が交通安全の啓発活動を展開

小学1年生の7歳児に変身した「ナナちゃん」人形(出典:一般財団法人トヨタ・モビリティ基金、以下同じく)

 一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(TMF)は、歩行中の交通事故死傷者数が最も多い年齢が「7歳頃」であることから「ナナまも」~7歳まもる!交通安全プロジェクト~を2026年1月から開始、入学シーズンを迎えるにあたり3月11日に名古屋駅前の「ナナちゃん」人形を小学1年生の7歳児の姿に変身させた。

 赤いランドセル、黄色い帽子、交通安全の黄色いワッペンを身に着けた小学生姿のナナちゃんの横の壁には「ナナちゃんと守る7つのルール」として、道路に飛び出さない、左右の安全確認、信号は青で渡る、信号待ちは車道から離れるなどのルールを掲示。保護者に安全な通学路の歩き方を指導することを訴えている。

ナナちゃんと守る7つのルール

 7つのルールは、愛知県警察交通死亡事故抑止対策アドバイザーを務める国立大学法人豊橋技術科学大学准教授の松尾幸二郎氏監修によるもので、それぞれ東海地方ゆかりのモリゾー&キッコロなど7体のキャラクターがルールを呼びかける。

 ナナちゃんが7歳児に変身した3月11日には、名古屋市が整備を進める「信号のない通学路の緑に着色した横断歩道」をナナちゃんの足元に設置。4月から小学生となる永信保育園の23名の園児を対象に、愛知県が交通安全教室を開催した。

ナナちゃんの足元で永信保育園の園児が交通安全教室に参加

 7つのルールを監修した松尾氏は「日本は7歳という小さい頃から子供だけでの外出や移動をし始めることができる貴重な文化を有している国です。この文化を継続していくためにも、安全を確保することが大変重要」とコメントし、7歳児にとっては周りの大人などが安全確保する行動を取ることが大事だと指摘している。

交通事故の年齢別死傷者数
7歳児における月別の交通事故死傷者数

 なお、ナナちゃんとは、名古屋駅前にあった名鉄百貨店の巨大なマネキン人形で1973年に誕生。季節やイベントごとに衣装を変えて宣伝を担い、2026年2月末の名鉄百貨店閉店後も同じ場所で広報活動を継続している。7歳の姿になったのは1973年に誕生した52歳の「ナナちゃん」にとって初めてのことだとしていて、3月31日まで7歳児の姿で立つ。

 また、今回の活動は、TMFの交通事故死傷者数ゼロに向けた議論の場である「タテシナ会議」の「新しい児童への啓発分科会」の活動として行ったもの。今後、分科会ではゴールデンウイーク期間にイオンモールNagoya Noritake GardenにおいてVR技術で道路の危険を疑似体験するプロジェクションマッピングを実施予定など、未来ある子供たちを交通事故から守る社会づくりに貢献していくという。

プロジェクションマッピングによる道路上の危険疑似体験