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戸田市立笹目小学校とコノセル、算数の授業と⾃宅学習を統合した学習プログラムを展開

株式会社コノセルが、埼⽟県⼾⽥市⽴笹⽬⼩学校において、5年⽣の算数の授業と⾃宅学習とを統合する学習プログラムを展開

⼩中学⽣向けに個別指導コノ塾を展開する株式会社コノセルは、埼玉県戸田市立笹目小学校において、5年生の算数の授業と家庭学習を統合した学習プログラムを展開すると発表した。

この取り組みは、⼩中学校の学習体験をリデザインする「Beyond GIGA プロジェクト」の一環で、教室の環境や時間割に応じて調整した独自プログラムを笹目小学校の教員と共同で実施するもの。2025年9月から試験運用を開始しており、11⽉7⽇より、本格展開に移行する。

コノセルによると、学校におけるタブレット端末やデジタル教材の導入が進む一方で運用が目的化し、児童の学習体験がなおざりにされている指摘があるという。今回のプロジェクトでは「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現を目指し、民間塾で蓄積したノウハウを学校現場に持ち込むことで、教育体験の質を見直す狙いがある。

コノセルは、教員向けイベント「先生の駆け込み塾」を複数回にわたって実施。イベントを通じて現場の課題や要望を把握し、教員との協働を重ねる中で、学校教育に適応した新たな学習モデルを構築してきた。

笹目小学校は、創立152年の歴史を持ち、「個を大事にする学校」を目指して教育活動を行っている。また、戸田市では産学官連携による教育改革「SEEPプロジェクト」を進めており、EdTechやプロジェクト型学習を通じて、AIでは代替できない力の育成に取り組んでいる。

コノセルは、「教育の経済格差解消」と「教育現場の労働環境改善」の解決を目指し、テクノロジーを積極的に活用して学習データを活⽤した伴⾛型指導の仕組みを構築。学校現場と連携しながら学習体験をアップデートする方針だ。