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小学生の夏休み宿題「量に満足」45%、保護者の不安はサポート負担
2025年8月15日 15:00
株式会社SVCは、同社が運営する保護者向けQ&Aサービス「ふぉぴす」で実施した夏休みの宿題に関する調査結果を発表した。調査は2025年7月に小学生以上の子供を持つ保護者200名を対象にインターネットで実施している。
調査対象:全国の小学生以上の子供を持つ保護者
調査日:2025年7月
調査方法:インターネットによる回答
調査人数:200名
同調査によると、「子供の宿題の量に満足している」と答えた保護者は45%にのぼり、「不満である」の17%を上回っている。「どちらでもない」とする回答も38%あり、家庭によって評価が分かれる結果となった。
昨年と比べて宿題の量に変化があったかを聞いたところ、「変わらない」が58.4%で最多となり、「増えた」が25.3%、「減った」が16.3%と続く。この結果から全体として宿題の量に大きな変動は見られなかった。同社は、学校や教員によって宿題の方針に違いがあるほか、学年が上がることで宿題が増えると感じるケースもあるとしている。
一方で、宿題に関する保護者の不安として最も多かったのは「サポートに対する不安」(78名)であり、宿題への家庭内対応に負担を感じている実態が浮き彫りとなった。そのほか、「量が少ないことへの不安」(30名)、「内容への不安」(29名)、「学習習慣への不安」(27名)なども一定数確認された。
自由記述では「自分の子供のときに比べるとドリルがかなり薄くなったと思う。宿題が少ない分、親が家庭での勉強を促し、習慣付けしないといけないのが少し負担」「子供が宿題にしっかり取り組んでいるのか、少し不安を感じている。机には向かっているものの、内容が頭に入っているのかが気になる」といった声が寄せられた。特に、読書感想文や自由研究などの思考・表現を伴う課題は、保護者の支援を前提とした内容であることに対する懸念が目立つ。
ふぉぴすは、子供の発達に悩みを抱える保護者が気軽に相談・共感できるコミュニティWebメディアである。発達に関する情報のほか、発達特性に合ったグッズ紹介や専門家監修のコラムなど、さまざまな情報を発信している。