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KONAMI eスポーツ学院、2025年度から高校生向け3年制を導入
第一学院高等学校との提携でeスポーツと学業を両立
2024年4月15日 09:30
株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、高校生のeスポーツ人材を育てる「KONAMI eスポーツ学院」を事業転換し、第一学院高等学校と提携した高校生向けの3年制となることを発表した。募集定員は40名、同時に第一学院高等学校への出願も必要となる。
「KONAMI eスポーツ学院」は前身である「esports 銀座 school」の時代から通信制の第一学院高等学校のサポート校として高校卒業と、高校生プロプレーヤーを目指すカリキュラムを提供してきた。今回、3年制への変更は1年制を実施するなかで「3年間の高校生活を通して、同じ仲間でeスポーツと学業を両立して学びたい」という要望によるもの。
3年制の導入により、試合や大会で勝利するためのテクニックだけでなく、さまざまな座学を通して多彩なスキルを時間をかけて磨く。eスポーツ業界にとどまらず幅広い分野に対応できる人材を育てていくという。さらに、第一学院高等学校の先生から学習サポートや、大学・専門学校への進学といった進路相談を受けることもできる。
KONAMI eスポーツ学院の学びの拠点は東京・銀座のKONAMI本社内施設。実技ルームには40台のハイスペックゲーミングPC、ゲーミングモニター、ゲーミングチェア、低Ping値の高速インターネット回線を完備。14面マルチスクリーンで複数生徒のプレーもリアルタイムにチェックできる体制を整えている。
明るく開放的な設計の講義ルームを備え、リラックスしながら積極的なコミュニケーションが促進される空間で、SNS講座、ITの基礎知識、イベントの企画運営からセルフケア・コミュニケーションなどを学べる。
eスポーツの講義は世界大会の出場経験もある国内トップレベルのプロeスポーツチームが経験とテクニックを「KONAMI eスポーツ学院」に全力投入するとしている。講師としてはFORTNITE講師として「DetonatioN FocusMe」所属のれたす氏のほか、FPS講師は「IGZIST」所属のpoem氏、ゲーム配信講師として「TEQWING e-Sports」のSAKI氏などが担当する。
さらに、プロチームの練習生に挑戦する「合同トライアウト」を年1回実施。提携するプロeスポーツチームが生徒たちの実力や熱意などを総合的に審査し、合格者は一定期間練習生としてチームに所属できる。
また、高校生eスポーツチーム「KONAMI eUNITED高等部」を結成。プロチームのコーチングや外部との練習で日々スキルを高め、2023年度は全国高校対抗eスポーツ大会「STAGE:0」や、「YOKOSUKA e-Sports CUP」などに出場して実績を残したほか、イベントや配信出演などの活動で、プロの現場経験を積んでいくという。
KONAMI eスポーツ学院の生徒募集概要は以下の通り。
出願受付期間: 2024年6月3日(月)~2025年1月24日(水)
※別途「第一学院高等学校」への出願(9月受付開始)が必要
募集定員: 40名(定員になり次第受付を終了)
受講期間: 2025年4月から2028年3月(夏季・冬季休暇あり)
授業日: 月~金曜日の週5日(祝祭日除く)
出願資格: 中学校卒業(2025年3月卒業見込み含む)以上
カリキュラムやKONAMI eスポーツ学院の特徴を案内して第一学院高等学校の説明を行うオープンスクールの予約を実施、公式サイトで受け付けている。現在、4月から6月までの予約を受け付けており、6月に実施するれたす氏やpoem氏の体験授業も受け付けている。