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EDIX東京、ゲーミフィケーション、メタバース、デジタル教科書、情報Ⅰが今年の見どころ

EDIX実行委員会(企画運営:RX Japan株式会社)は、2023年5月10日(水)~12日(金)に東京ビッグサイト 西展示棟で開催される「第14回 EDIX(教育総合展)東京」に先立ち、今回の見どころを紹介している。今年は、ゲーミフィケーション、メタバース、デジタル教科書、情報Ⅰが業界の動向として注目されているようだ。

見どころ1:主体的な学び促進する「ゲーミフィケーション」

ゲームの要素をゲーム以外の物事に応用するゲーミフィケーション。学習にゲームの要素を追加することで、子供たちの学習意欲を高め、主体的な学びを促進すると言われており、教育現場においても注目を集めている。

・フィンランドで開発された算数AIゲーミフィケーション教材
製品名:Eduten
企業名:(株)Sene-G
幼稚園生〜小学生向けのAIとゲーミフィケーションを活用した算数教材。学習の効率性を向上させられることが科学的に実証されており、子どもが自主的に楽しく進められる。

・ゲーミフィケーション習慣化アプリ
製品名:Playful Habits
企業名:(株)Play Life Studio
家族・友達・クラスメイト・同僚など、親しいコミュニティで使うことができる、ゲーミフィケーション習慣化アプリ。アプリに登録した「やること(勉強/運動/読書など)」を毎日クリアするとそのキャラクターや土地がレベルアップしたり、見た目が変化していく。

・英語でキャラクターと会話をしながら進める英語学習アプリ
製品名:hodoo English
企業名:(株)学書
ゲーミフィケーションを取り入れた学習方法で、スピーキングをはじめとする4技能向上のための英語学習アプリ。冒険の世界に夢中になることで、自然に英語を学習でき、教室でのフォローが難しいスピーキング能力を伸ばすことができる。

・都道府県の名前を覚えるゲーム
製品名:地図エイリアン
企業名:Fantamstick(株)
可愛いキャラクターが北海道から沖縄までの47都道府県の名前、位置、特徴をリズムに乗って教えてくれる。 お手本を真似して、リズムにのって都道府県の名前をタップするだけ。小さな子でもプレイが可能。

見どころ2:教育現場での活用が広がる「メタバース・VR・XR」

国内メタバース市場規模は744億円、2026年度には1兆円を超えると言われている。場所を選ばす活用できるメタバースは、教育におけるさまざまな場面でも活用が期待されている。

・VR教材の視聴を学校や生徒の自宅でも可能とするVR配信プラットフォーム
製品名:Blinky
企業名:(株)アルファコード
オフラインモードを利用することで、インターネット接続が無い環境でも利用可能。対応機種は、VRゴーグルはもちろん、PCブラウザ、クロームブック、iPad、スマートフォンでも利用できる。

・仮想空間オープンキャンパスや学校説明会ができるサービス
製品名:Camverse
企業名:SOLIZE(株)
パソコンやスマートフォン、VRゴーグルを用いてアクセスし、仮想空間に配置されたキャンパスに学生や教職員、入学希望者、保護者が集い、さまざまなイベント体験を共有できる。参加者は空間内を自由に移動し、参加者同士の会話や動画視聴、資料閲覧、テキストチャットなどを通じた豊かなコミュニケーションを図ることが可能。

・全国の教育機関と企業をつなぐメタバース出前授業
製品名:メタバース出前授業
企業名:中京テレビ放送(株)
教育機関と企業をつなぐことで、「商品企画ってこうやるんだ!」「こんな職業があったんだ!」といった新たな気づきを生徒に届ける出前授業

・教育現場に特化したメタバース
製品名:NTT XR Space WEB(DOOR)
企業名:NTTコミュニケーションズ(ドコモビジネス)
「WEB ブラウザ」でアプリをダウンロードせずにアクセスでき、初心者でも優しく操作ができる。簡単にルーム作成でき、テンプレートや3Dアイテムも使用可能。

見どころ3:2024年度より本格導入が始まる「デジタル教科書」

GIGAスクール構想により、1人1台端末が配布され、教科書・教材のデジタル化が加速している。2024年度よりデジタル教科書の本格導入が予定されており、今回の展示会でも多くのデジタル教科書・教材が出展する。

・デジタル教科書の簡易作成ソリューション
製品名:デジタル教科書ビューア 超教科書シリーズ
企業名:BPS(株)
教科書紙面PDFや動画・音声ファイルをアップロードしたうえで、編集作業を行う。外部・内部リンク貼付、動画・音声ファイル埋め込み、マスク設定等を簡単操作で実施可能。

・デジタル教材コンテンツを一同に集め、児童・生徒に配信するサービス
製品名:NIMOT
企業名:東京書籍(株)
日々の学習で使われる「学習参考書」及び「資料集」の役割を担い、あらゆる教科のデジタルコンテンツ(Webページ、動画、音声、画像、テキスト、PDF、インタラクティブコンテンツ等)が収録されている。

・手書きで学習が行えるタブレット用教材
製品名:小学館デジタルドリルシステム for School
企業名:ラインズ(株)
漢字の練習や計算問題まで手書きの特性を生かした学習に適しており、漢字は筆順・画数・きれいさまで自動判定する。使用教科書にあわせて利用可能。個別プリント作成もできるため、デジタルに縛られない学びができる教材。

・紙教材のドリルにプラスして、タブレットやPCで学べるデジタル教材
製品名:青葉出版 デジタル漢字プラス/デジタル計算プラス
企業名:ネオス(株)
GIGAスクール構想の標準仕様に対応。ドリルに付いているQRコードからアクセスでき、ID・パスワードも不要なWebアプリなので、すぐに学習をスタートできる。 自動採点機能つきで、間違えた問題の再挑戦も可能なので、児童一人でも学習を進めることができ、漢字・計算の基礎・基本がしっかり定着する。

見どころ4:2022年度より高校で必履修科目となった「情報I」

新学習指導要領により2022年4月から高等学校では「情報Ⅰ」が必履修科目となり、2025年度の共通テストの試験科目にも追加される予定。情報Ⅰの授業やテスト対策のための教材・サービスも多数、出展する。

・難しく見える情報ⅠをVtuberと共に楽しく学習できるデジタルドリル
製品名:情報Ⅰデジタルドリル
企業名:エデュケーショナル・デザイン(株)
Vtuberと共に楽しく学習しながら、受験を見据えてアウトプットを重視した学習が可能。映像×デジタルドリルで効率的に学習でき、確認テストで理解の定着にもつなげられる。

・インプットからアウトプットまでできる「情報Ⅰ」に対応した教材
製品名:プロクラの情報Ⅰ
企業名:(株)KEC Miriz
インプットの教材は、LMSを利用した4種類の用語解説を用意。 暗記カードと虫食いノートで用語の意味を確認・暗記し、クイズを利用して定着を図る。 プログラミングの用語など、イメージが難しい用語に関しては、解説動画を用意している。