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NTTデータ関西、GIGAスクール端末から匿名で相談できる「ぽーち」を開始

「ぽーち」の利用イメージ

 株式会社NTTデータ関西は、GIGAスクール端末を利用して悩みを相談できる「こども相談チャットアプリ『ぽーち』」を4月から提供開始する。まずは大阪府枚方市で導入、全国へ拡大していく。

 アプリで子供が悩みを相談すると、各自治体の実情に合わせて自治体職員やスクールカウンセラー、外部機関等の関係者のみに共有、組織やチームで対応する。さらに、届いた相談の見落としや、事前登録したワードが含まれた内容を識別するなど、対応漏れを防ぐ機能を装備している。

 また、自発的に相談することが苦手な子供に向けては「気分・体調のアンケート」の結果からチャットで自動で声かけを行い相談につなげていく機能も持っている。

「ぽーち」を開始した背景としては、子供を取り巻く問題が多様化するなかで、相談をためらったり相談先が分からないなどのケースがあり、問題や悩みをひとりで抱えている人を減らしたいことから開発した。

 相談の対象者は小学校1年生から高校3年生までを想定しているが、小中学生はGIGAスクール端末から相談できるが、GIGAスクール端末のない高校生は個人のスマートフォンやタブレットからアプリを利用できるとしている。