トピック
低学年も安心して使える、スタイラスペンの本体収納が可能な「ASUS BR1104F」
GIGAスクール第2期のWindows PC選び⑥
- 提供:
- ASUS JAPAN株式会社
2024年6月14日 06:30
ASUS JAPAN株式会社が提供するGIGAスクール第2期の児童生徒用Windows PCは、11.6型のコンバーチブルタイプのノートPC「ASUS BR1104F」。プロセッサーにインテル プロセッサー N100を搭載しており、メモリーは8GB。ストレージはこれまでのeMMCよりも高速なUFSタイプを採用し、容量は128GBとなる。
同社 システムビジネスグループ マーケティング部部長 Cynthia Teng(シンシア・テン)氏によるとWindows端末を選ぶ学校について、「多くの人が使い慣れているOSであり、家族や保護者がWindowsを使っているという理由でWindows PCを選ぶケースが多いです」と話す。また、ASUS BR1104Fは、Windows 11 Pro Educationが搭載されているが、インターネットへの依存度の高いOSと違い、オフラインでも使いやすい点を採用ポイントとして重視している学校も多いという。
同氏はさらに、ASUS BR1104Fのポイントとして、タッチパネルやペンが直感的に使えるので低学年でも使いやすいことや、頑丈であることがメリットだと語ってくれた。
360度回転で多様な学習を可能に、本体収納できるペンも
小学1年生から中学3年生まで、幅広い年齢層の児童生徒が使用するGIGA端末では、まだPC操作に慣れていない低学年に配慮することが重要だ。そのため、「直感的に操作できるよう、タッチパネルやペンにこだわっている」とシンシア氏は話す。特にGIGA第2期で必須になったペンについては、付属のスタイラスペンを本体収納できるようにし、充電機能も備えた。スタイラスペンは、本体に15秒間差し込んでおくと約45分使える容量が充電される。
また、ディスプレイを360度開くことができるコンバーチブルデザインなので様々な学びに対応できるのがメリット。通常のノートパソコン状態での利用はもちろん、ディスプレイを回転させて手書きしたり、360度に完全に折りたたんでタブレットのように使用したりと、児童生徒それぞれに使いやすい形で学習できる。
学校でよく使用するカメラ機能は、オンライン学習などに使用するインカメラをディスプレイ上部に搭載。さらに、アウトカメラはキーボード上部に搭載されており、タブレットモードで使用しやすいように工夫がされている。
また、ディスプレイ背面には、ネットワークの接続状態などを確認できるLEDが内蔵されている。児童生徒が教室でPCを開いたとき、オンラインであればLEDが点灯。児童生徒のネットワーク接続状態を一斉に確認できる便利な機能となっている。
「頑丈さ」と「6年間の保証」で子供たちがPCを使い続けられるように
シンシア氏は、「児童生徒向けのGIGA端末では、誤って落下させるトラブルが多いことから特に丈夫に設計しています」と話す。ASUSでは厳しい品質テストを実施しており、コンシューマーモデルに対して行っている落下テストや振動テスト、衝撃テストなどをGIGA端末でも実施している。
その結果、ASUS BR1104Fは、米軍規格のMIL-STD 810Hに準拠。すでにGIGAスクール第1期に投入したASUS BR1100で学校現場から「頑丈」という評価を得ているが、ASUS BR1104Fでは、ディスプレイを360度開くことができるコンバーチブルデザインとしながらも、3万6000回の開閉テストをはじめ厳しいテストをクリアするなど、十分な耐久性を備えている。画面は傷が付きにくく丈夫なコーニング Gorilla Glassを採用、外側はゴムパッドですべりにくくした。
また児童生徒用PCの不可欠な仕様として、120cmまでの落下に耐えられる頑丈さを持ち、多少の水にも耐える防滴仕様となっている。前製品のASUS BR1100で好評だった抗菌仕様のキーボードも引き続き採用している。
なお、ASUS JAPANでは児童生徒用端末としてディスプレイが12.1型の「ASUS BR1204F」もラインナップしている。
ASUSはPCのサポートサービスとして無料の「あんしん保証」を用意している。落雷や水没などの天災による故障やPCを落としてしまったときの自損故障でも保障範囲を広げることが可能だ。無料のあんしん保証サービスは、1年に1回受けられる。
有料の「あんしん保証プレミアム」の場合、最大6年間、1年間につき1回まであんしん保証サービスを適用できる。しかも、学校などの法人向けのあんしん保証プレミアムでは、バッテリーも保証の対象となる。シンシア氏によれば、このような充実したサービスが用意できるのも、GIGAスクール端末の故障率が低いからこそ可能なのだという。
教員用に999gの有機ELディスプレイ搭載ノートをラインナップ
教員用PCには、軽さ999gの「ExpertBook B9 OLED」がラインナップされている。第13世代インテル Coreプロセッサーと14型有機ELディスプレイを搭載し、Windows 11 Proがプリインストールされている。ボディにマグネシウムリチウム合金を採用し、約999gの重量を実現した。
軽量なだけでなく、児童生徒用のPCと同様の堅牢性を兼ね備えているのも特徴の1つだ。本体の厚さは15.7~16.9mmに抑えられているが、米軍MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠している。
14型有機ELディスプレイの解像度は3K(2880×1800ドット)と高精細で、広い作業スペースで複数作業の同時進行も快適にこなせるほか、液晶ディスプレイと比べてブルーライトが約70%低減されるため長時間の利用にも適している。
また、ExpertBook B9 OLEDにはテンキーが搭載されていないが、タッチパッド上にテンキーを表示して数字を入力できるのが特徴。
さらに、軽量性と携帯性を高めつつ、周辺機器を接続できるインターフェースを豊富に備えて拡張性を確保した。付属のmicroHDMIイーサネットアダプターで有線LAN接続を可能とし、教員のさまざまな業務に対応できるようにしている。
モデルによって異なるが、製造時の使用材料を最大29%削減し、製造にかかる時間も短縮。製品ライフサイクルにおける持続可能性に配慮している。
GIGA第2期は、児童生徒・教員の選択肢を広げることに注力
シンシア氏によると、GIGAスクール第1期のときは端末の導入に力を入れていたが、その後、教育ソリューションやオプション、アクセサリーを含め、PCと組み合わせて導入することで児童生徒・先生の選択肢が広がることを実感したという。教員用PCもデスクトップだったり、15.6型だったりとさまざまな要望が寄せられた。
そのため、GIGAスクール第2期では豊富な選択肢を提供していく考えだ。児童生徒用のWindows PCでは11.6型のほか、12.1型もラインナップに加え、低学年が使うPCは壊れにくいモデルを選び、高学年では大画面のモデルを選ぶという選択肢を増やした。メインとなる児童生徒用端末は「ASUS BR1104F」が第一候補であるが、大きめのディスプレイを希望する場合は12.1型の「ASUS BR1204F」をはじめ、ASUSのさまざまな製品ラインナップで対応する計画だ。
シンシア氏いわく「カスタムオーダーが増えた場合は納期の確保が不安」と前置きしつつも、GIGAスクール第1期の経験から需要を的確に予測し、早い段階から製品を準備しているため、問題なく対応できると話した。
ちなみに、ASUSといえばゲーミングPCが有名で、ゲームミングブランド「ROG」を展開している。ゲーム向けのPCが持つ非常に高い処理性能、ハードな利用をしても長時間に渡って安定して動作するという性能は、そのままAIや科学技術計算に必要な性能であり、学術利用にゲーム向けのPCが活用されている例が増えている。
同社では学校への「ROG」などゲーム向け高性能PCの導入実績があるとしており、液晶モニターや周辺機器を含め、さまざまな機器をトータルで学校に納入することも可能。今後はGIGAスクールだけでなく、こうしたゲーミングPCも高校のeスポーツ部などに導入を広げていきたいという。