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中高生向けデジタル手帳「フォーサイトアプリ」を2023年度無償提供

学校向けに全生徒分を1年間無料

デジタル手帳「フォーサイトアプリ」

 株式会社FCEエデュケーションは、中高生向けデジタル手帳「フォーサイトアプリ」を学校向けに全生徒に無償で提供すると発表した。期間は2023年4月から2024年3月末まで。Plan、Do、Check、Actionの順で記入する構成で、自然に自分で計画を立てる力が身につく仕組みになっているという。

 デジタル手帳「フォーサイトアプリ」は、中学校、高校向けに2013年に発売して累計160万人生徒に使われている紙の手帳「フォーサイト」をベースに開発したアプリ版。紙の手帳では書くことで自然にPlan(計画)、Do(実行)、Check(比較・分析・評価)、Action(工夫・改善)のPDCAサイクルが回せるような構成となっており、アプリでも同様となる。

 また、デジタル手帳「フォーサイトアプリ」では、家庭学習時間の集計機能、予定による色分け、予定の実施/未実施のチェック、学校やクラス行事の一括登録などの機能もある。さらに、教員向けには管理画面から各生徒の月間予定に行事や宿題提出日などの予定を入れる機能や、生徒それぞれのアプリ利用状況、家庭学習時間、心的状態を把握できる機能もある。

生徒のアプリ画面
教員側のアプリ画面

 FCEエデュケーションでは、GIGAスクール構想により学校での1人1台端末の実現というハード面の整備が進んでいる一方、ソフト面での活用が課題となっていることから、「フォーサイトアプリ」で課題解決の一助になればと考え、学校向けに1年間の無償提供を実施したとしている。

 なお、デジタル手帳「フォーサイトアプリ」はすでに2022年度の無償提供を受け付けているが、利用をしている学校は2023年度無償提供の対象外となる。