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「福知山城マインクラフト」が完成、8月末まで無料公開

タツナミシュウイチ氏の監修のもと、福知山公立大学の学生が再現

現実の福知山城でお披露目会を行なった

 京都府福知山市と福知山公立大学は、マインクラフト内で福知山城を建築する「福知山城マインクラフト」プロジェクトを実施、建築した「福知山城マインクラフト」ワールドデータを無料公開した。8月31日まで統合版の「マインクラフト」で見て遊ぶことができる。

 このプロジェクトは情報教育の充実を目的に実施したもので、アジア初のプロマインクラフターであるタツナミシュウイチ氏の監修のもとで行なわれた。城の外観は忠実に再現し、内観も展望室から街並みを一望できる。また、大学生が考案したアスレチックなどゲームコンテンツも制作した。

福知山城天守閣
釣鐘門
福知山城 俯瞰
福知山城天守閣 地階 受付
福知山城天守閣2階 展示
福知山城天守閣 展望室
福知山城天守閣 アスレチック(大学生考案)

「福知山城マインクラフト」は今後、プロジェクトに関わった学生と担当教員などが講師を務める「小学生のためのプログラミング教室」の教材としても活用するほか、“城”が外れた「福知山マインクラフト」プロジェクトに発展させ、福知山城以外にも建築エリアを広げていく。

 8月16日に現実の福知山城で行なわれたお披露目会では、建築とプロジェクト進行を務めた福知山公立大学の情報学部生とタツナミシュウイチ氏が参加。プロジェクトリーダーで福知山公立大学情報学部3年生の森下源太氏の掛け声で「福知山城マインクラフト」巨大パネルが除幕された。

プロマインクラフターであるタツナミシュウイチ氏
プロジェクトリーダーで福知山公立大学情報学部3年生の森下源太氏

 さらに、福知山城の天守閣1階で学生による「福知山城マインクラフト」のプレゼンテーションが行なわれ、細部までのこだわりや未経験メンバーも含めて地道に進めてきたことなどが紹介された。また、タツナミシュウイチ氏からは「お城の完成まで諦めずプロジェクトを進行していった経験を、今後は教える側に立ち、小さな子どもたちにも引き継いでいってほしいという思いを具現化してくれました。感動でいっぱいです」などと講評が行なわれた。

「福知山城マインクラフト」ワールドへの入り方は、統合版マインクラフト(Windows 10/iOS/Android/Amazon Fire HDタブレット)より、サーバーの画面で「サーバーを追加」を選択、サーバーに任意の名前を入力し、IPアドレスとして「175.41.201.41」または「52.197.173.61」を入力、「遊ぶ」をクリックする。なお、Java版マインクラフトには非対応。

「福知山城マインクラフト」巨大パネルを福知山城の前に置いたところ
学生によるプレゼンテーション