こどもとIT BookLab

城の見どころは「人間ドラマ」、25城の物語を学習マンガに

このコーナーでは、教育や子育て、テクノロジーに関する話題の書籍や、読者の皆さまの学びや情報収集に役立つ書籍を紹介します。
『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 まんが日本のすごい城』(監修:西股総生/発行:株式会社KADOKAWA)

株式会社KADOKAWAは、「城」に特化した学習マンガ『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 まんが日本のすごい城』を2026年9月30日に発売した。

同書は、日本に残る城の中から25カ所を取り上げ、城が築かれた背景や関わった人物、その場所で起きた出来事などをマンガで紹介。彦根城、山中城、安土城、上田城、大阪城、松本城、宇和島城、熊本城、姫路城、二条城、江戸城、名古屋城、犬山城などのほか、元寇防塁や今帰仁城、北海道のチャシも掲載する。

■取り上げている城
彦根城/元寇防塁/山中城/安土城/上田城/大阪城/松本城/宇和島城/熊本城/姫路城/松山城/高知城/二条城/江戸城/松江城/弘前城/名古屋城/犬山城/広島城/丸岡城/会津若松城/丸亀城/備中松山城/今帰仁城/北海道のチャシ

同書では現存する十二天守のほか、織田信長氏と安土城、豊臣秀吉氏と大阪城、藤堂高虎と宇和島城など、名だたる武将たちの築城物語を紹介している。各城付属の記事は、同書の監修者で中世城郭史の研究者であり、大河ドラマの軍事考証も担当してきた西股総生氏が執筆。城を訪れた際に見逃せないポイントがわかるほか、用語解説・略年表で城の特徴や歴史を学ぶことが可能だ。

交通の要地にあり、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康が奪い合いを繰り返した犬山城(愛知県犬山市)では、江戸時代に城を任された成瀬正成や9代目当主の成瀬正肥のストーリーを掲載。天守にこだわった成瀬正成の姿を生き生きと描いている。

城に関わった人物や出来事をマンガで紹介。城の歴史を人物の物語とあわせて学べる(犬山城)
[監修者のことば] 西股総生
この本は、日本全国にあるたくさんの城の中から25か所を選んで、人と城との物語を楽しく読めるよう、まんがにしたものです。

なぜ「人と城との物語」かというと、城がもともとは、戦いのために築かれたものだからです。攻めてくる敵に備えるのですから、築くのも守るのも命がけ。もちろん、攻めるのだって命がけです。どちらもしくじったら命がありません。だからこそ、どの城にも築いた人、戦った人、守り伝えてゆこうとした人たちのすごい物語が詰まっているのです。

そうして人と城との物語を読んでゆくと、背景となった時代のことも気になってきませんか? ぜひ日本の歴史を学んでみてください。自分でいろいろ調べてみるのも楽しいはず。歴史の流れを知ると、このまんがも、城の物語も、もっとおもしろくなりますよ。

もちろん、本物の城にも出かけていって探検してみましょう。その先には、きっとワクワクするような楽しい冒険が待っています。この本が、そんな冒険の入り口になりますように。

監修者プロフィール

西股総生プロフィールイラスト(画/大久保ヤマト)

西股総生(にしまた ふさお)
1961年、北海道生まれ。学習院大学文学部史学科卒業。同大学院史学科専攻・博士課程前期課程卒業。目黒区教育委員会嘱託、三鷹市遺跡調査委員会、武蔵文化財研究所を経て著述業。城館史料学会、中世城郭研究会、日本考古学協会会員。
NHK大河ドラマ『真田丸』『鎌倉殿の13人』で戦国軍事考証を担当。著書に『戦国の軍隊』『「城取り」の軍事学』(角川ソフィア文庫)、『杉山城の時代』(角川選書)、『土の城指南』(学研プラス)、『東国武将たちの戦国史』(河出書房新社)など多数。

書誌情報

書名:角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 まんが日本のすごい城
監修:西股総生
発売日:2026年9月30日
定価:1,430円(本体1,300円+税10%)
判型:四六判
ページ数:160ページ
ISBN:9784041162927
発行:株式会社KADOKAWA

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