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全国の高専と企業等のマッチングを目指す「KOSEN EXPO 2022」を開催

10月にオンライン展示、12月にリアルな交流会を都内で実施

KOSEN EXPO 2022

 国立高専51校を設置運営している国立高等専門学校機構は、高専と企業・団体等の連携を目的とした「KOSEN EXPO 2022」を開催する。10月にオンライン展示と発表、12月には東京都内に集まり、企業等の担当者と学生教職員が集まって交流会を実施する。コンテンツ閲覧や発表のライブ聴講は無料だが、展示や発表、交流会は有料となる。

 高専とは高等専門学校のことで、中学卒業後に入学し、5年間の技術者教育を行なう高等教育機関。卒業後の就職率が高いことや、卒業後は大学3年への編入や、さらに2年の専攻科で学び大学院へ進学することもできるという特徴がある。

全国の国立高専

「KOSEN EXPO 2022」は「研究・教育の成果の社会実装を目指す高専」と「高専の技術・アイデアを活用した課題解決を目指す企業・団体等」の連携(マッチング)を行なうという目的で開催。昨年度に初開催し、2回めとなる今年度は高等専門学校制度の創設60周年ということもあり、内容を充実させた。

 イベントはオンラインとファンミーティングに分かれており、オンラインは10月24日から28日のそれぞれ13時30分から16時40分までライブ配信される「KOSEN EXPO 2022 オンライン」となる。特設のWebサイトで行なわれる50件の高専からの発表、75件の企業等の発表があり企業等からは展示ページの掲出も行なわれる。ライブ配信のアーカイブは2023年2月28日まで閲覧が可能。

 また「KOSEN EXPO 2022 ファンミーティング」は12月13日の10時~17時に、東京都千代田区の一橋講堂 中会議場で開催、高専を応援したい企業等の参加希望者と、オンラインで発表した学生教職員の一部が参加して交流を行なう。

 参加については、コンテンツ閲覧や発表のライブ聴講は無料となるが、オンライン展示や発表、ファンミーティングでの交流は有料。オンライン展示のみのプランで一般向けが6万円(以下、すべて税別)、高専支援団体の会員企業や高専関係者などの特別料金が3万円から、展示、発表、ファンミーティングのすべて参加できるプランは一般が16万円、特別料金が13万円などとなっている。

プランごとの対応と料金

 参加には申込みが必要で、有料プランは9月16日が申し込みの締め切りとなるが、コンテンツ閲覧等の無料参加はアーカイブの配信終了日となる2023年2月28日まで登録を受け付ける。