滑川市と教育ネットが地域活性化事業で連携　子供たちが最新技術を学び、地域の魅力を発信

地元の子供たちを対象に、生成AIやデジタルものづくりなど、未来技術に触れられるワークショップを開催

株式会社教育ネットは、富山県滑川市が実施する「企業版ふるさと納税活用地域活性化等推進補助金」事業に採択され、「子どもと創る まちの魅力発信プロジェクト」の寄附募集を開始した。

同プロジェクトは、地元の小学生や中学生を対象にしたワークショップを通じて、生成AIやUVプリンターといった先端技術を体験しながら、地域の魅力を発見し、アクリルキーホルダーとして形にするという内容だ。子供たちが制作したキーホルダーはカプセルトイとして滑川市内各所に設置し、市内外の人々に地域の魅力を伝える役割を果たす。

生成AIの仕組みを学び、レーザーカッターやUVプリンターでデジタルものづくりを体験（出典：教育ネット）

ワークショップで作成したアクリルキーホルダーをカプセルトイで広める（出典：教育ネット）

この取り組みは、単なる学習プログラムにとどまらず、子供たちの創造力を通じて「地域ならではの魅力」を可視化。観光・交流のきっかけとすることで、地域活性化と賑わいの創出につなげる狙いだ。

同プロジェクトでは、企業版ふるさと納税（地方創生応援税制）を活用。この制度は、国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクトに対し、企業が寄附を行った場合に寄附額の最大9割が法人関係税から控除される仕組みである。ただし、滑川市内に本社を置く企業は税制優遇の対象外となっている。