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浄水場から国会まで、町づくりで社会科を学ぶ小学生向けアプリを配信

町づくりで地理・公民を学べるアプリ「まちづくり社会クエスト」を配信開始(出典:合同会社SNAPLACE)

 合同会社SNAPLACEは、スマートフォンやタブレット向けゲーム「まちづくり社会クエスト」の配信を開始した。小学校の社会(4〜6年)と、中学受験の地理と公民で登場する施設や仕組みがそのまま町の部品となり、町づくりができる。

 同アプリは、何もない土地に道路を引き、家や店、インフラを整えて町を育てる町づくりゲーム。建てられる施設として、浄水場、田、漁港、発電所、自動車工場、港、市役所、国会、裁判所など、131種類が用意されている。

 ミッションは、道のそばに家を建てる、川に浄水場を建てる、地下で水道管を敷く、家の近くに店を開く、住民を迎える、電気を届ける、畑で食べ物を育てる、学校と公園を作るなど、町づくりに関する仕事を696個用意。ゲームを進めるうちに、町が動く仕組みを学べるのが特徴だ。

  住宅は、水・電気・学校・公園がそろうと、低層住宅、集合住宅、中層、高層、超高層へと6段階で育つ。住宅・商業・工業の区域を指定すると、需要に合わせて建物が建ち、道路が混めばバスや鉄道で人を運ぶようになる。全ミッションは、「町でやってみる」「結果を地図で確かめる」「クイズで確かめる」という順で進めることができる。

産地の工夫を自分の町で体験(出典:「まちづくり社会クエスト」の紹介ページより)
確認問題で復習が可能(出典:「まちづくり社会クエスト」の紹介ページより)

 ゲームのモードは何もない土地から初める「シナリオモード」と、131種類の施設が最初から使える「自由モード」があり、ミッションは町の中で起きる農業から行政まで“仕事”として進められる。また、47都道府県それぞれの特色と、世界の国や地域との貿易もミッションになっているほか、学びたい単元を選ぶと施設などがそろった状態から開始でき、町が育つのを待たずに仕事に取り組める。

何もない土地から初める「シナリオモード」(出典:「まちづくり社会クエスト」の紹介ページより)
131種類の施設が最初から使える「自由モード」(出典:「まちづくり社会クエスト」の紹介ページより)

 なお、ゲームは小学生が一人で学べる設計としており、課金はアプリ内で買い切りの1商品の500円のみ。プレイはすべて端末内で完結し、通信は課金処理と出展の資料を開くときだけ。広告や個人情報の収集もないという。

 SNAPLACEは、「浄水場」「扇状地」「促成栽培」「三権分立」「地方交付税」など、社会科は覚える言葉が多く、言葉と説明を対で覚えても問い方が変わったときに答えられなくなることがあるとしている。同ゲームでは、「水が来ない」「道が混む」といった困り事を体験し、その後で社会科や地理・公民の言葉がわかるように工夫。町を動かすために選んだ部品から役割や働きを学べるようにした。

同社は、教科書の内容を「遊びの手ざわり」に置き換える学習ゲームを教科ごとに開発。暗記カードやドリルをゲームの形式にするのではなく、その教科でしか成り立たない遊びを一作ずつ設計しているという。