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日本女子大学、2029年開設構想の「理工学部」4専攻を初公開
2026年10月2日 12:10
学校法人日本女子大学は、2029年4月に開設を構想している「理工学部(仮称)」の特設サイトを公開したと2026年9月30日に発表した。
理工学部(仮称)は、同大学がこれまで取り組んできた理学の教育と研究を基礎に、工学領域を加えて発展させる構想である。特設サイトでは、数学・物理学専攻(仮称)、情報理工学専攻(仮称)、化学生命専攻(仮称)、医薬工学専攻(仮称)の4専攻を初めて紹介している。
数学・物理学専攻(仮称)では、宇宙の法則から先端技術を支える数理基盤までをカバー。1年次から「数学」と「物理学」の2コースに分かれ、それぞれの専門分野で学びを深める。すべての科学の基礎となる考え方を体系的に学び、多様な進路につながる力を育成する。
情報理工学専攻(仮称)は、コンピューターの原理やソフトウェアを基礎に、AI・データサイエンス、IoT、サイバーセキュリティ、通信ネットワークなどを幅広く扱う。人とコンピューターの関わりを研究するヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)についても扱い、技術を社会で活用する視点まで広げる。
化学生命専攻(仮称)は、物質の構造や性質を扱う化学と、生命の普遍的な原理を解き明かす「生物学」を融合。基礎科学の面白さをじっくり味わいながら、産業や環境における課題解決(工学領域)へと学びをつなげ、3年次からは「応用化学」「生命科学」「環境科学」の3コースに分かれる。
医薬工学専攻(仮称)では、化学・生物学・工学・医学・薬学の知識を組み合わせ、病気の仕組みや創薬、生体模倣システム、健康科学、香粧品化学などを学ぶ。医薬品や化粧品、医療機器、医療技術などに関わる分野を想定している。
同大学は理工学部(仮称)の特徴として、理論と実践を横断する学び、女性の視点を生かした研究環境、新たな工学領域への挑戦、世界を視野に社会とつながる力の育成の4点を挙げている。数学・物理・情報・化学・生物を土台とし、実験や演習を通じて専門性と探究力を高める方針だ。
日本女子大学は、現在の理学部につながる家政学部家政理学科を1948年に開設し、私立女子大学で唯一の理学部として自然科学分野の教育と研究を続けてきた。今回の構想では、理学と工学を組み合わせ、現代社会の課題に対応する学部への発展を目指す。
理工学部(仮称)は2029年4月の開設を構想している段階で、学部や専攻の名称を含む計画内容は、文部科学省との相談結果によって変更となる可能性がある。
理工学部(仮称)の学部長に就任予定の永田典子氏は、「なぜ」を問い、自然や数理の本質に迫る理学と、その知をもとに、未来に求められる技術や価値を生み出す工学の視点を大切にしながら専門性を高めることを重視するとしている。気候変動やエネルギー問題、感染症、AI・情報社会などの課題を例に挙げ、基礎を積み重ね、実際に手を動かして考える教育を進める方針を示した。














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